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【CeBIT 2001 Vol.3】「モバイルコンピューティングは世界を変える」米HPのフィオリーナCEOが前夜祭で講演

2001年03月23日 17時50分更新

文● 編集部 佐々木千之

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ドイツ時間21日夜、オフィスオートメーション、通信、IT関連の世界最大のトレードショー“CeBIT(セビット) Hannover 2001”の恒例の前夜祭がハノーファー市の公会堂で開催された。招待講演として米ヒューレット・パッカード社会長、社長兼CEOのカーリー・フィオリーナ(Carly Fiorina)氏らが講演した。

米HPの会長、社長兼CEOのカーリー・フィオリーナ氏
米HPの会長、社長兼CEOのカーリー・フィオリーナ氏

フィオリーナ氏は日本やヨーロッパにおける、携帯電話を中心としたモバイル社会とその将来についてとりあげた。モバイル社会の理解のため、ヨーロッパや日本で一般の携帯電話ユーザーに聞き取りを行ない、モバイルの文化においては時間やコミュニティーの概念が変化しつつあるとした。モバイルeコマース市場というものは、実世界の商取引(コマース)市場よりもずっと簡単、便利であるべきということを学んだとした。

コンシューマーは、非常に小さく、高機能ながモバイル製品を求めているが、同時にそれらの製品はカスタマイズできて、ファッショナブルで、使いやすくなければならない。さらに非常にパワフルかつバッテリー寿命も長くなくてはならないという。

CeBIT前夜祭には毎年IT業界から記念講演者を招いている
CeBIT前夜祭には毎年IT業界から記念講演者を招いている。昨年はドイツテレコムのゾンマー会長、一昨年はサン・マイクロシステムズのマクネリ会長が講演を行なった

コンシューマーが望むサービスを提供するためには、これまでのようなハードウェア中心ではなく、サービスを中心とした環境を作らなくてはならないという。つまり、単にインターネットに接続できるワイヤレス端末がポケットに入っているというだけではだめで、ユーザーが別のところに移動したとき、モバイルデバイスはその環境の変化と、そのとき利用できるサービスを関知する必要があるという。

こうしたサービス中心のモバイルコンピューティングが実現する社会は、文化、技術、ビジネスモデルを別のものにシフトさせ、生活や経済、企業、政府も含めて変化していくと締めくくった。

前夜祭では、フィオリーナ氏のほか、地元ハノーファー市長、ドイツ連邦共和国首相のゲルハルト・シュレーダー(Gerhard Schroderho)氏も講演を行なった。

ドイツ連邦共和国のシュレーダー首相
ドイツ連邦共和国のシュレーダー首相

シュレーダー首相は、ドイツのインターネット人口を増やすための施策として、昨年のCeBIT前夜祭で、ドイツの学校4万数千校すべてを無料でインターネット接続するという計画を明らかにしていたが、この計画が順調に進んでいることなど、情報化社会に向けたドイツ政府の取り組みを報告した。そして、最後にCeBIT 2001の開催を宣言、来場者の拍手を浴びていた。

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