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【CeBIT 2001 Vol.2】シーメンス、ノキア、エリクソンがGPRS対応携帯端末を発表

2001年03月22日 19時50分更新

文● 編集部 佐々木千之

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ドイツ時間の21日、22日の開幕を控えたCeBIT 2001会場で、ドイツのシーメンス社、フィンランドのノキア社、スウェーデンのエリクソン社などが展示に先立って記者会見を開催した。各社ともにGSM端末の新製品を発表した。

シーメンスはWindows CEベースのスマートフォン

シーメンス社の発表会では、Windows CEベースのスマートフォンが発表された
シーメンス社の発表会では、Windows CEベースのスマートフォンが発表された

シーメンスは、同社初のGPRS(※1)対応携帯電話端末や、Windows CEをOSに採用した、一見Pocket PCのような形の携帯電話一体型PDA(スマートフォン)『MultiMobile』を発表した。

※1 GPRS(General Packet Radio Service):ヨーロッパの携帯電話で使われているGSM方式の携帯電話で、パケット通信を行なうための規格。最大データ転送速度は171.2kbps(平均的なデータ転送速度は20~30kbpsとされる)。2001年から2002年にかけて普及が予想されている。

『MultiMobile』シーメンスの『MultiMobile』。6万5000色表示のバックライト付きTFT液晶ディスプレー、CFスロット、MMCスロットを備えている
『Wristphone』『Wristphone』ヨーロッパ、アジア、米国で利用できる3バンド対応型(TripleBand)のGSM方式の、腕時計型携帯電話

ノキアはGPRS/Bluetooth対応携帯電話を

ノキアは、やはり同社初となるGPRS対応携帯電話2機種を発表、2001年第3四半期と第4四半期に市場に投入するとした。

『Nokia 8310』『Nokia 8310』ノキアが最初にヨーロッパで発売するGPRS対応端末
『Nokia 6310』『Nokia 6310』第4四半期に投入予定の高機能GPRS対応端末。Bluetooth機能を内蔵する

エリクソンは小型デジカメやインターネットラジオ

エリクソンは自社の携帯電話のコネクター部分に接続する小型のデジタルカメラ『CommuniCam』、Bluetoothを使ってブロードバンドモデムとワイヤレスで接続するインターネットラジオ『Internet Radio H100』、GPRS対応でBluetooth機能を内蔵する携帯電話『T39』などを発表した。

『CommuniCam』
『CommuniCam』352×288ピクセル、24bitフルカラーの画像を撮影し、本体内に5枚まで保存できるほか、そのままメールに添付して送信も可能
『Internet Radio H100』
『Internet Radio H100』年内にヨーロッパと米国で発売予定
『T39』
『T39』Tripleband対応、WAP対応、Bluetooth対応の最上位モデル

各メーカーともに、今年後半からヨーロッパ各地でサービスが開始されるというGPRS対応端末が新製品の目玉となっていた。また、各社の発表では日本のiモードの普及状況に触れて、いずれヨーロッパでも同様の状況になるという論旨を展開していた。1つ気になったのは、ノキア、エリクソンなどが鳴り物入りで発表していたWAP端末についてあまり大きくは取り上げられなかったことだ。昨年のCeBITに参加した人の話では、「昨年は各社ともWAPについて非常に強くコミットしていたが、今年は明らかにトーンダウンしている」とのことだった。WAP端末の価格が高いことやサービス速度の遅さがネックとなって普及が進まないと言われているが、各メーカーの様子はそれを裏打ちしている。

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