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【CeBIT 2001 Vol.12】Linux端末がいっぱいその2――トランスメタ、IBM、Agenda編

2001年03月26日 21時56分更新

文● 編集部 佐々木千之

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“CeBIT 2001”では、複数の企業がLinuxを搭載した小型携帯情報端末のデモを行なっていた。米トランスメタ社は“Midori Linux”を搭載したタブレット型端末、ドイツIBM社は腕時計型Linux端末、ドイツAgenda Computing社は米本社が開発した独自のハンドヘルド端末を紹介していた。

トランスメタはMidori Linuxをデモ

米トランスメタ社は“CeBIT 2001”の自社ブース内において、先日発表した“Midori Linux”を搭載したタブレット型端末のデモンストレーションを行なった。

Midori Linuxが動作している『FLORA-ie』
Midori Linuxが動作している『FLORA-ie』。画面下にリアルな画像のソフトウェアキーボードが表示されている

Midori Linuxは以前『Mobile Linux』の名前で知られていたが、16日にMidori Linux Projectという名前でオープンソース化した。今回は(株)日立製作所の『FLORA-ie』で動作させていたが、説明員によるともちろん携帯端末だけでなく、家庭向けのゲートウェイサーバーをはじめとして、組み込み向けに適しているとのことだった。

やっぱり小さい! IBMの腕時計型Linux端末

ドイツIBMは、IBM基礎研究所が開発中の腕時計型Linux端末を展示していた。Linux Worldなどで紹介されているが、やはり現物を見ると何かしら感動を覚える。

IBMの腕時計型Linux端末
かなり有名になった感のあるIBMの腕時計型Linux端末。これは時計モード
メール内容を表示させたところ
メール内容を表示させたところ。右側に見えるダイヤルでスクロールできる

黄色い表示の有機ELディスプレーを搭載したモデルは、残念ながらタッチパネルが壊れたそうで、デモを見ることはできなかったが、モノクロ液晶モデルではメールアプリケーションや、内蔵するBluetoothモジュールを使って、パソコンをコントロールするといったデモが行なわれた。

腕時計型Linux端末の中身
腕時計型Linux端末の中身は、米シーラスロジック社製のARM7プロセッサー、8MB RAM、Bluetoothモジュール、バッテリーなどでぎっしり
有機ELディスプレーバージョン
これがタッチパネルが壊れてしまった有機ELディスプレーバージョン。さらに画面が小さいが、しっかり640×480ドットの解像度を持ち、X11 R6のグラフィックス機能を備える。大きさは33×45×13mmで、重さは44g

これこそパームトップLinuxマシン『VR3

もう1つ、ドイツのAgenda Computing社の『VR3』が展示されていた。これは本当に手のひらサイズといえるもので、小さいブースはいつもデモ機をさわろうという来場者で大混雑となっていた。VR3は、CPUにVr4181-66MHzを採用、8MBのRAMと16MBのフラッシュメモリーを搭載する。液晶ディスプレーは160×240ドットモノクロ16階調。2本の単4乾電池で動作する。

『VR3』で電卓アプリケーションを立ち上げた画面
『VR3』で電卓アプリケーションを立ち上げた画面。液晶の視認性はかなりいい
VR3をリセットし、Linuxが再起動しているところ
VR3をリセットし、Linuxが再起動しているところ。小さくてもしっかりLinuxしている?

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