先週から一部ショップに出まわっていた台湾LIAN LI INDUSTRIAL社の「PC-70」。今週になって、日本代理店であるオウルテックが正式取り扱いをはじめ、「OWL-PC-70」として一部ショップで販売が開始された。
基本的には同社のミドルタワータイプのアルミケース「OWL-PC-60」の流れを組み、そのフルタワーバージョンと言えるものだ。
詳しいスペックを見てみると、ベイの数は5インチベイ×6、3.5インチベイ×3(シャドウベイ×6)となっており、300WのSeventeam製電源が搭載されている。全体のサイズは210(W)X588(D)X570(H)mm。
内部に目を通してみると、フロント下部に8cm角ファンが2基搭載されており、このファンはフロントカバーを開けたときに現れる3段階切り替えスイッチによって1700rpm、2200rpm、2800rpmに変更が可能だという。また、ファンの真後ろに前述のシャドウベイが配置されるように配慮されており、写真のようにHDDを縦に搭載する形となっている。HDDを取り付ける時は、2本のローレットスクリューネジを外し、サイドへスライドさせるだけだ。
ケースの開閉は背面のローレットスクリューネジを3本外すことで可能となっている。 販売を開始したのはツクモ9号店ケース王国とコムサテライト3号店で、3万9800円。すでに販売が開始されている星野金属工業のフルタワーケース「MT-PRO 3000」と比べると、デザインや機構などの点で見劣りする部分はあるものの、価格的にはお手ごろといえるだろう。
一方、こちらは電源となるが、コムサテライト3号店ではETASIS製のリダンダント電源の販売を開始しており、300W+300W(EPR-2305)を8800円、400W+400W(EPR-2405)を1万3800で販売中だ。
【取材協力】