日本ギガ・バイト/バーテックスリンク
オープンプライス(実売価格2万4000円前後)
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Gigabyteの「GA-6RX」は、チップセットにVIAのApollo Pro266を搭載したPentiumIII/Celeron用マザーボード。Intel CPU用としては、初めてDDR SDRAMをサポートしたマザーボードということになる。その仕様を解説していこう。
サーバ向けにも通用するハイエンド仕様
Gigabyteらしい機能も満載
さて、史上初のApollo Pro266搭載マザーボードとなったこのGA-6RXは、同社イメージカラーの青色ではなく、茶色がかった薄緑茶色のパッケージ(外箱)を採用している。これは同社内ラインナップの中では、メインストリーム向けではなくサーバ/ワークステーション用の位置付けであることを表しているが、仕様的にもやはりハイエンド寄りのものとなっている。たとえば、AGP Proスロットを搭載していたり、5本あるPCIスロットの間にPCIのバスアービタ(バスマスタ要求を調停するコマンド)を置き換えるためのPLD(Programable Logic Device)チップを実装していたりする点にそれが伺える。PCIバスマスタ関連のトラブルも少ないだろう。
また、DIMMソケットも4本搭載する。DIMMソケットを多く搭載するということはそのぶん多くのモジュールを挿すこと、たくさんのメモリチップをドライブすることを想定しているということで、そのためにはスキューを最小限に抑えるノイズ対策などには細心の注意が必要となる。つまり、一般的には(良心的に設計されていれば)、DIMMソケットが2本や3本のボードよりも、4本あるボードのほうが、ただ単に「4本差すことができる」というだけでなく、安定性や互換性の面で優れていると考えることができる。
IDE RAIDコントローラ「PDC20265」を搭載。RAID 0/1に対応する。 |
Windows上で動作するオーバークロックツール「EasyTune III」。再起動せずにFSBのオーバークロックが可能。 |
BIOS設定。DDR SDRAMへの供給クロックは、FSBに関わらず、100MHz(DDRで200MHz)と133MHz(同266MHz)が選べる。 |
チップセット | Apollo Pro266 |
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メモリソケット | DDR DIMM×4 |
拡張スロット | AGP Pro×1、PCI×5,AMR×1 |
FSB設定クロック | 66.8、75、78、90、100.2、105、110、115、124、130、 133.4、136、140、145、150MHz(ジャンパ) |
コア電圧 | 1.3~2.05V(0.05V刻み) |
DIMM電圧 | 自動/Over Voltage |
クロックジェネレータ | 9248BF-153(ICS) |
ハードウェアモニタ | IT8705F |
BIOS | AMI |
ボードサイズ | 304(H)×243(W)mm |
問い合わせ先 | 株式会社バーテックスリンク http://www.vertexlink.co.jp/ 03-5259-5129 |