(株)コジマは28日、同社のホームページ“コジマウェブゲート”をリニューアルし、オンラインショッピングサイト“コジマ・ドット・ネット”として3月1日にオープンすると発表した。
“コジマ・ドット・ネット”のトップページ画面。目玉は中央上の980円パソコン |
コジマ・ドット・ネットは、パソコン本体や周辺機器、家電などを販売するサイト。同社は従来のホームページ上でもオンラインショッピングコーナーを設けていたが、今回オンラインショッピングサイトとしてリニューアルするためシステムを増強したという。また、同社店舗(全国227店)と連動し、サイト上で購入した商品の店頭引き渡しが可能。サイトのシステム構築に関しては、凸版印刷(株)が技術提供している。
また、デジタルコンテンツを販売する“データショップ”もサイト上に用意する。取り扱うコンテンツは、“学習”“本”“アミューズメント”といったジャンルに分類されており、スタート時は同社独自コンテンツ『サイト&サウンド社のキーボードスピード入力検定』を提供する。同コンテンツは、サイト上でキーボードのスピード検定を行なえるもの。また、凸版印刷が運営するコンテンツ流通販売システム“Bitway”により、電子書籍や占いコンテンツが提供される。同社は、将来的にはPCソフトのデータ販売や、音楽、ゲームコンテンツの販売なども行ないたいとしている。
ユーザーは、“コジマクラブ”に会員登録することでサイトを利用できる。サイトのトップページ画面では、おすすめ商品を週替わりで紹介、また同社オリジナルの商品やアウトレット商品なども紹介する。3月1日時点での目玉商品は980円のデスクトップパソコン。レコメンデーションシステムも採用しており、ユーザーの商品購入履歴をもとに、推薦する商品が変わるようになっている。購入した商品の配送状況や、修理に出した製品の修理状況なども確認可能となっている。
そのほか、ユーザーから取り扱ってほしい製品のリクエストや、店舗を作ってほしい地域のリクエストなどを受け付けるリクエスト画面、実際に製品を利用しているユーザーに質問をするアンケート画面なども用意される。アンケート結果は各メーカーにフィードバックするという。
本日都内で行なわれた発表会で挨拶するコジマ専務取締役営業企画本部長の小島章利氏(左)と、凸版印刷常務取締役の東田収司氏。小島氏は「従来のホームページは1日10万ページビューだったが、リニューアル後はその100倍を目指す。売上目標は年間30億円」としている |
また同社は、米IBM社の音声認識ソフト『ViaVoice for Windows Release 8』(米国英語版)の音声認識技術を採用した英会話学習ソフト『VOICE英会話・英会話110番 海外旅行編』を3月16日に同社店舗および通信販売で独占販売する。
『VOICE英会話・英会話110番 海外旅行編』のパッケージ |
同ソフトは、旺文社の英会話集『こんなときどう言う英会話100番 海外旅行編』(早稲田大学教授 東後勝明著)をソフト化したもの。ユーザーが画面上の指示に従い会話分を発声すると、音声認識でその発音の善し悪しを判断、結果を表示することが可能。価格は5800円。