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コジマ、ViaVoice対応の英会話・発音判定学習ソフトを発表--東京書籍など3社の中学校英語教科書に準拠

2000年01月18日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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家電量販店経営の(株)コジマは18日、英会話・発音判定学習ソフト『Voice英会話』シリーズを9製品を2月25日から販売すると都内で発表した。同社は、日本アイ・ビー・エム(株)の音声認識エンジン『ViaVoice Millennium Edition 米国英語版』を搭載し、中学校教科書に準拠する英会話ソフトシリーズを企画。日本IBMのほか、東京書籍(株)、(株)三省堂、開隆堂出版(株)の大手教科書出版社と共に、製品化をはかった。

2月25日に発売する製品は、『東京書籍中学校英語教科書完全準拠“ニューホライズン”』、『三省堂中学校英語教科書完全準拠“ニュークラウン”』、『開隆堂出版中学校英語教科書完全準拠“サンシャイン・イングリッシュコース”』の3つ。それぞれ中学校1年生~3年生向けの製品を用意、合計9製品となる。個々のソフトの内容については、各々の出版社が企画と制作にあたっている。全製品共通で対応OSはWindows 95/98、価格は5800円(マイクロフォンは同梱せず)。家電量販店コジマの店頭で販売するほか、同社のサイト“コジマ・ウェブゲート”でも販売する。法人・団体向けライセンス販売は、発売当初は予定していないという。

大手教科書出版社が各々のソフトを用い音声認識機能のデモを行なった。デモではスムーズにいったが、時と場合によってはネイティブスピーカーの発音でも“No Good”となることもある。一番のネックは、ユーザーの耳で聞いた判定と音声認識エンジンを使ったソフトの判定で差が出た場合、どちらを尊重するかという心理的問題にあるかもしれない
大手教科書出版社が各々のソフトを用い音声認識機能のデモを行なった。デモではスムーズにいったが、時と場合によってはネイティブスピーカーの発音でも“No Good”となることもある。一番のネックは、ユーザーの耳で聞いた判定と音声認識エンジンを使ったソフトの判定で差が出た場合、どちらを尊重するかという心理的問題にあるかもしれない



今回音声認識エンジンとして採用された『ViaVoice Millennium Edition 米国英語版』は、のべ35万人の米国ネイティブスピーカー声をもとに作成された音素データを基に、認識率を上げているという。また、認識精度のカスタマイズが可能で、今回発表された9製品は、認識許容範囲について初級、中級、上級の3段階から選択するようになっている。音声認識は、単語単位で行なうため、数単語から構成される英会話の場合、どこからが“No Good”なのかという表示も可能。ただし、『三省堂中学校英語教科書完全準拠“ニュークラウン”』の場合は、同社がシステム部分に変更を加えて文節単位で同様の認識を行なう方式を採用することが決定している。

『東京書籍中学校英語教科書完全準拠“ニューホライズン”』の画面例。発音テストは、画面のテキストを見てユーザーが発音という形ではなく、ネイティブの“お手本”の後に続いて発音するといったオウム返しが基本。お手本を使ったこの反復練習が中心という、シンプルな構造になっている
『東京書籍中学校英語教科書完全準拠“ニューホライズン”』の画面例。発音テストは、画面のテキストを見てユーザーが発音という形ではなく、ネイティブの“お手本”の後に続いて発音するといったオウム返しが基本。お手本を使ったこの反復練習が中心という、シンプルな構造になっている



『三省堂中学校英語教科書完全準拠“ニュークラウン”』の画面例。長文の発音テストの場合、ユーザーの発音の善し悪しを文節単位で判定しどこからが悪いのか伝える。システム開発は、日本ユニシス・ソフトウェア(株)が行なった
『三省堂中学校英語教科書完全準拠“ニュークラウン”』の画面例。長文の発音テストの場合、ユーザーの発音の善し悪しを文節単位で判定しどこからが悪いのか伝える。システム開発は、日本ユニシス・ソフトウェア(株)が行なった



『開隆堂出版中学校英語教科書完全準拠“サンシャイン・イングリッシュコース”』の画面例。発音練習コースのほか、分法を重点的に学ぶ教科書の本分学習コースを設けている
『開隆堂出版中学校英語教科書完全準拠“サンシャイン・イングリッシュコース”』の画面例。発音練習コースのほか、分法を重点的に学ぶ教科書の本分学習コースを設けている



コジマの小島章利専務は、販売目標についてシリーズ全体で年間の10万本とし、「今回ソフトを制作した教科書出版会社3社の中学校英語教科書市場におけるシェアは、合計で90パーセント以上におよぶ。これは、全国400万人の中学生が使用していることになる。長期的には、その1割(40万人)が使用するということを目標とする」と語った。

コジマは、中学生以外を対象とした『ViaVoice英会話』シリーズの展開も視野にいれており、また、今回ソフトを制作した教科書出版社いずれもが、小学校以下をターゲットとした展開を検討中という。

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