日本ヒューレット・パッカード(株)は22日、ウェブアプリケーションのサービスを一元管理するミドルウェア『IceWall SSO』(アイスウォール エスエスオー)の出荷を3月上旬に開始すると発表した。価格は402万円からで、対応OSはHP-UX 11.0。
同製品は、ウェブアプリケーションごとのパスワードを統合し、1回の認証で複数のサービスの利用を可能にするシングルサインオン(SSO)型認証ミドルウエア。IceWallサーバーは、ウェブアプリケーションシステムのファイアーウォールとウェブサーバー群の間に置かれ、アクセスするユーザー情報に基づいて、認証やアクセス権の確認を行ない、対応するサービスを提供するウェブサーバーに振り分ける。HPコンサルティング(HPC)によるシステム設計や構築支援により、ウェブアプリケーションで提供されるサービスを短期間で統合し、セキュリティーとユーザーの利便性を向上させたシステムを実現できるという。
IceWallを構築するコンポーネントには、ウェブサーバーにiPlanet E-コマース・ソリューションズジャパン社の『iPlanet Web Server Enterprise Edition 4.x』、ディレクトリーサーバーに『iPlanet Directory Server 4.x』、データベースに日本オラクル(株)の『Oracle8i Enterprise Edition R8.1.6』、認証に日本ベリサイン(株)の『VeriSign GoSecure! for Web Application / VeriSign OnSite』を採用する。同社の高可用性ソフト『HP MC/ServiceGuard』をサポートし、二重化やクラスター化にも対応する。同社のUNIXサーバー『HP 9000エンタープライズ・サーバ』とシスコシステムズ(株)のウェブサイトの負荷分散装置『Cisco Local Director』を採用することで、高いスケーラビリティーを実現するという。
