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M-stage music/Picwalk P711m

M-stage music/Picwalk P711m

2001年01月05日 21時50分更新

文● 行正

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 (株)NTTドコモは、同社のPHSを利用した音楽配信サービス「M-stage music(エムステージ・ミュージック)」と同サービスに対応したPHS端末「Picwalk(ピックウォーク) P711m」を発表、1月15日より全国でサービスを開始する。

携帯電話をひと回り小さくしたサイズながらWebブラウジング機能も塔載するPHS通信オーディオプレーヤ「Picwalk P711m」。

 M-stage musicは、Picwalk P711mを用いてNTTドコモのインターネット接続サービス「mopera(モペラ)」で専用の音楽配信コンテンツにアクセス、音楽データをダウンロードして端末で聴くことができるというサービス。2000年11月に開始した動画配信サービス「M-stage visual(エムステージ・ビジュアル)」の音楽版。
 提供エリアは全国のNTTドコモPHS64kbps/32kbps通信エリアで、利用料金としてPHS通信料(15円/分)に加えてM-stage music付加機能使用料として200円/月(ただし2001年5月31日までは無料)と、各音楽コンテンツ別の料金が必要となる。松下電器が米Universal Music Group、Bertelsmann Music Group、AT&Tと共同開発した音楽配信方式であるEMDLB方式を採用し、音楽圧縮方式にはAAC圧縮を採用する。
 現在のところ、音楽コンテンツ提供会社として、パイオニアLCD(株)、エイベックス(株)、(株)ポニーキャニオン、ヤマハ(株)など15社が参加しており、約500以上の楽曲が提供される予定(フルダウンロード約450曲、ストリーミングのみ約70曲)。

 Picwalk P711mは、PHSデータ通信機能を持つメモリオーディオプレーヤで、M-stage musicの音楽データをダウンロードしたりストリーミング再生を行う機能を持つが、音声通話機能を持たない。SDカードスロットを塔載し、ダウンロードした音楽データを保存したり、メモリカードリーダを介してPC上の音楽データをコピーすることが可能。256色表示のカラー液晶と簡易Webブラウザを塔載し、単体でWebブラウジングすることもできる。本体下部に同社のPHSで一般的に使用されている拡張コネクタを装備しており、PCカードインターフェイス(Mobile Card Triplex N)を介してノートPCと接続すれば最大64kbpsのデータ通信が行える。
 64MBのSDメモリカード1枚が付属し、約60分の音楽データを記録できる。本体にはメモリは塔載されておらず、SDメモリカードなしでは音楽ダウンロードはできないが、ストリーミング再生や音楽の試聴(ストリーミング)は可能。音楽は、メニューでジャンルや曲名を選択し、試聴したのちにダウンロードするしくみで、ダウンロードには64kbpsで通信した場合、4~5分の曲で約10分程度かかる。
 電源は専用リチウムイオンバッテリで、連続通信では約2.5時間(64kbps通信時、32kbps通信時は約3時間)、連続音楽再生では約5.5時間の利用が可能。本体サイズは約48(W)×21(D)×104(H)mm(アンテナ/突起部含まず)、重量は約81g。価格はオープンプライス。
 なお、サービス開始キャンペーンとして、Picwalk P711mを購入して2月28日までに申し込めば、PC用USBメモリカードリーダ・ライタが無料でプレゼントされる

(株)NTTドコモ
問い合わせ先 0120-800-000

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