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eggy(エッギィ)

eggy(エッギィ)

2000年12月09日 03時18分更新

文● 行正

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eggy(エッギィ)

NTTドコモ

オープンプライス

動画配信サービス用端末とデジタルカメラが合体

NTTドコモの「eggy(エッギィ)」は、12月8日より同社が開始したMPEG4動画配信サービス「M-stage visual(エムステージ・ビジュアル)」用端末だ。製造はシャープが担当しており、動画対応デジタルカメラとしての機能はシャープの「インターネットビューカム VN-EZ1」と非常によく似ている。

カメラと考えればこちらが表面、PDAとして考えれば裏面。左上の円筒部がカメラのレンズ、右上のカバーが外れてCFカードスロットが現れる。
液晶の右にあるON/CANCELボタン、左のカーソルキーにより、携帯ゲーム機のように利用できる。

 35万画素のCCDと2インチのタッチパネル付きカラー液晶を搭載し、TypeII対応CFカードスロット×1を装備する。撮影できるのは静止画(640×480ドット)もしくはMPEG4動画(320×240ドット/160×120ドット)で、6MBの内蔵メモリもしくはCFカードに記録する。内蔵メモリだけでも最大10分強の動画を記録可能だ。カメラ部は回転でき、レンズを露出させれば撮影、レンズが本体で隠れる位置に回せば再生モードとなるといった操作法もVN-EZ1と同様だ。デジタルズーム(4倍)も可能なほか、内蔵マイクで音声も映像と同時に録音できる。
 eggyの最大の特徴であるPHS通信機能は、液晶表示のある反対側(デジタルカメラ的なイメージでは表面)に搭載されているCFカードスロットにPHSカード(P-in Comp@ctやパルディオ611S)を装着するか、PHS接続コネクタに接続ケーブル(オプション)を介して同社のパルディオシリーズを外付けする。

P-in Comp@ctを装着するところ。フルに差し込み、アンテナを立てなければタイトル写真のようにカバーを閉じることも可能だ。

 M-stage visiualにアクセスして配信された動画を見るのもワンタッチで行える。配信された動画に関しては、むろんビデオ画質というわけにはいかないが、液晶画面で見る限りでは画質の荒さもそれほど目立たない。待ち時間としては、コンテンツを選択してから再生まで2~5秒程度かかる程度で、短いもの30秒前後、長いものでは200秒近い動画を見ることができる。

M-stage visualにアクセスしてドコモのコンテンツにアクセス中。ドコモのTV CMなどを見ることができる。

 eggyはPHS動画配信を受ける際にはmoperaなどを通じてインターネットに接続しているわけだが、eggyにはWebブラウザとメール送受信機能も搭載されているのも大きな特徴だ。eggyとP-in Comp@ctがあれば、ちょっとしたWebブラウジングやメール送受信が可能だ。搭載ブラウザはHTML Ver.2.0相当でCookieやSSL、Javaには対応していないという貧弱なものだが、液晶表示は小さいものの解像度は557×234ドットと、ちょっとしたPDA並の表示機能だ(PocketPC機で240×320ドット)。動画再生を目的としているだけあって液晶も非常に見やすく、屋外でのWebブラウジング/メール端末として利用するというのもおもしろいだろう。とくに撮影した静止画や動画をワンタッチでメールに添付して送ることができるのも魅力だ。

Webブラウザを起動してホームページを閲覧する。画面は確かに狭いや画像は非常に見やすい。

 P-in Comp@ctを装着可能なPocketPCやPHS機能を内蔵したPalmなど、屋外でのメール送受信/簡易Webブラウジング環境を提供してくれる機器は、モバイルユーザーにとっては非常に欲しいアイテムだ。eggyはそれらの機能に加えて動画対応デジタルカメラを備え、ある意味最強のモバイル通信端末と言える。
 もちろん、本来の用途であるPHS動画配信サービス用端末としても活用できる。しかし、現在はサービス/コンテンツともに無料とはいえ15円/分のPHS通信料を払ってまで屋外で見たいと思う動画コンテンツが少ないのは気になるところであり、今後のPHS動画配信における最大の問題となるだろう。なお、M-stage visualは2001年5月末までは無料で提供されるが、6月からは200円/月となり、個々のコンテンツごとの課金も予定されている。現在公開されているコンテンツとしては、47チャンネル130番組がラインナップし、新聞社系のニュースや天気予報、アニメ(バンダイのチャンネルではファーストガンダムのOP/EDに加え、ハマーン様の登場するZガンダムの予告編5話分などが提供中だ!)、ミュージッククリップや映画の予告編などが公開されている。

提供中のチャンネル一覧

 eggy(エッギィ)本体の価格はオープンプライスで、店頭での実売価格は2万円前後となっている。配信される内容の充実とともに、個人が撮影した動画を友人にメールで送りあうといった遊び方が普及すればおもしろいだろう。

製品名 eggy(エッギィ)
撮像素子 35万画素プログレッシブCCD
表示部 低温ポリシリコンTFT、557×237ドット
文字入力 タッチパネル(ソフトウェアキーボード)
対応回線 NTTドコモPHS回線
電源 専用リチウムイオン充電池
連続通信時間 約70分(32/64kbpsデータ通信)
連続撮影時間 約65分(動画)
連続撮影枚数 約140枚(静止画)
本体サイズ 131(W)×38(D)×81(H)mm
重量 約225g

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