個性的な商品を数多く販売するノバックから、内蔵用デバイスを外づけするためのリムーバブルケース「exDrv」が登場した。
外づけのHDDといえばSCSIが主流だったが、最近ではIEEE1394対応の製品が増えてきた。そんな流行を追って今回登場したexDrvは、IDE(ATAPI)とIEEE1394を変換する機能を本体に内蔵し、既存のATA機器をIEEE1394対応に変える製品である。外見は普通のリムーバブルケースだが、デザインは悪くない。
ドライブの名称がひと目で分かる“ドライブプレート”が“DVD-RAM”“HDD”“CD-R/RW”“MO”の4種、2枚ずつ合計8枚添付されており、ケースに取りつけることができる |
自作派は基本的にHDDを内蔵するが、ノートPCや他のPCとの連携を考えた場合、外づけの方が便利であることも多い。IEEE1394端子を標準で搭載するノートPCも登場しており、一部にはIEEE1394端子オンボードのマザーボードも存在する。これらのPCを持っている人なら購入を検討してみる価値のある製品だろう。
ちなみに、exDrvではHDDの他に5インチベイ用のドライブ類も格納可能なため、ATAPI方式のCD-ROMやCD-RW、DVD-ROM、DVD-RAM、MOの各ドライブにも対応する。CD-RW/DVD-R/DVD-RAMドライブは基本的にライティングソフトウエアが対応していれば使用できるようだ。ノバックのホームページには動作確認リストも掲載されているので、購入を考えている人は時前にチェックしておくといい。対応OSは、Windows 98SE/ME/2000。いわゆる“無印”のWindows 98ではIEEE1394接続のドライブ類をサポートしないため、同製品を使用できない点は注意が必要だ。
価格は高速電脳で15800円。これを高いと見るか安いと見るかは微妙なところだが、他に類似製品がないので、人とは違ったデバイスが欲しいなら一考してみては?
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