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静音コンパクトマシン完全自作編 ~その3~

2000年12月29日 21時37分更新

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静音化最後の切り札

本体内蔵の2連の5cm角ファン。投売りの激安価格で購入のSEPP版Celeron用クーラーに付属していた5cm角ファンを取り外して改造。静音化のために一方のプラス側リード線ともう一方のマイナス側リード線を直結して直列繋ぎ6V駆動に改造した

 実はこんな事もあろうかと非常手段を用意しておいだのだ。切り札は最後まで残しておくものだ。ファンの元気が良すぎるならば回転を落せば良いのだ。12V定格の2つのファンを直列繋ぎにすれば1ヶ当たりの印荷電圧が6Vになる。これで大幅にファンの回転数が下がり騒音も収まる、はずなのだ。
 さっそくファンのリード線を切断して直列に繋ぎ替え電源を入れると、ファンが“ゆるゆる”回りだし騒音はぴたりと収まった。予定通りだ。これがプロの仕事。「素晴らしい、こいつは最高だ! 俺の静音マシン最高!!」。予定通りな割には異常な喜び方だねってツッコミはこの際気にしない事にする。
 しかしながら風量が減った分だけ冷却能力の低下が気になる。びくびくしながらPCを使うのも気分が悪いので、急遽温度計を追加する事に決定。



イルミネーション付き温度計の製作

 温度計を付けるなら本体のフロントパネルが寂しい。照明用に買っておいた青色&緑色高光度LEDと組み合わせイルミネーション付き温度計を製作すれば、デザイン的にもグッドだ。仕入れたはいいが、取付け場所に困っていたLEDだったので、ナイスなアイディアに気を良くして近所のホームセンターに走り、アクリル板を調達してくる。
 オーディオ機器のイメージで黒いスモークのアクリル板を加工して取り付けたところまたまた問題発生。暗すぎて液晶の表示が見えないのだ。仕方ないので今度は透明なアクリル板を購入して作り直し。スモークのアクリルにLEDを瞬間接着剤で固定してしまったため、取れなくなりペンチで無理やりこじると“ボリッ”っという音と共にLEDがクラッシュしてしまった。なんてこった!!。焦っているとロクなことがない。ケースに穴を明けるためマシンは全部分解の必要がある。ケースから再製作ではもうどうにもならないので、今度は慎重な加工を心がける。2個目のパネルをケースに取り付けるまでに、さらに4時間の加工。結果的にCPUの冷却は予想以上に上手く行っているようすで、ヒートシンク温度は30℃前後に安定しているようだ。



アクリル板とプラスチックカッター
プラスチック用カッターで引掻き溝を入れて、板を折り曲げるとパキッと折れて綺麗に切断できる
最初はオーディオ製品を意識してスモーク色のアクリル板を使用したが、中が見えにくくなってしまいボツ。瞬間接着剤で固定した緑色LEDをペンチで無理やり剥そうとして壊してしまった
高光度青色LEDと温度計
製作したイルミネーションパネルと温度計を両面テープで貼りつけケースに取付ける

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