新しく広がった土地。最初は建築済みの家に入居して、慣れてきたら新築や引っ越しを考えていこう。 |
そのあとは、子供の教育という名目で、ジャングルジムとかピアノとか高級机とか高級本棚とかパソコンとか天体望遠鏡とか洋服ダンスとか銅像とか、果ては“子供部屋”や“2階”まで買い与えたくなる。要するに親バカ全開状態になるのだ。このあたりからゲームの目的が徐々に変化してくる。子供の世話(というか圧倒的な物欲)と、それゆえ発生する膨大な経費を稼ぐための出世、さらにそれらを美しく配置する場所を確保するための家の拡張欲(あるいは引っ越し欲)がもりもり高まってくるのだ。
土地は$5000から買える。隅々まで使えばかなり広い家が建てられる。余った敷地にはプールを作ってもいいし、部屋が足りなくなれば2階を増築すればいいのだ。 |
拡張キット「ハッピーライフ! データセット」は、そのあたりの親バカ魂を存分に満足させてくれる1本になっている。購入できる土地も広がり、総計50軒の家が建てられる(以前は10軒)。一番の魅力は、家に置けるアイテムが125種類も増やされていることだ。家の新築/改装に必要な壁や床、屋根などの各種パターンも豊富になり、これまで以上に個性的な家が建築できる。シム人が就ける職種も「ミュージシャン」「なまけ者」「超能力」「新聞記者」「ハッカー」の5種類が新しく追加され、計15種類。おまけにモンスター、魔人、ピエロ、死神といったノンプレイキャラクターも登場する。
これが「サーボくん」だ! だからどうしたと言われても困るが、これさえあれば掃除とか料理とか修理とか、メンドくさいことはやらなくて済むのだ。 |
個人的には、雑事を全部やってくれるお手伝いロボット「サーボくん」がオススメ、というか猛烈に欲しい。家1軒ラクに建てられる飛び抜けた価格設定に、もうクラクラなのだ。ちなみに本作に“終わり”や“エンディング”はない。本編と拡張キットがセットになった本作は、いよいよ終わりなき傑作に仕上がっているといえるだろう。
魅惑の新アイテムの数々。銅像もいいが、お洒落なグランドピアノも欲しい。最後の室外設置可能なトイレもなかなかポイントが高い。 |
日本語版オリジナルのスキン「和服美人」。やや不自然な腰のくびれと、田舎のお婆ちゃんに怒られそうな帯の位置の高さが若干気になる。 |
子供のかわいいスキンもたっぷり追加されている。本文で書き忘れたが、子供は永遠に子供のまま。いつまでもかわいがることができる。 |
開発元 | エレクトロニック・アーツ・スクウェア |
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発売元 | 開発元に同じ |
問い合わせ先 | 03-5436-6499 |
価格 | 5980円(発売中) |
対応OS | Windows 95/98/Me+DirectX 7 |
CPU | MMX Pentium-233MHz(PentiumII-233MHz以上を推奨) |
メモリ | 32MB以上(64MB以上を推奨) |
ビデオ | 800×600~1024×768ドット/6万色以上 |
HDD | 175MB以上 |
CD-ROM | 4倍速以上(起動時必須) |