アーム(株)とアジレント・テクノロジー(株)の4日に発表によると、英アーム社と米アジレント・テクノロジー社は現地時間の11月27日、アジレントが2種類のARMプロセッサーコアを特定のアプリケーション向けIC(ASIC)製品に組込むためのライセンス契約を締結したと発表した。ライセンスしたのは『ARM71TDMI-S』と『ARM946E-S』の2種類。これらのコアは、論理合成可能な形で提供される。
また、アジレントはシステムオンチップ(SoC)デバッグを可能にする『ARM ETM7/9』の各エンベデッドトレースマクロセルもライセンスした。
アジレントのネットワーク・プロダクト・オペレーションのマネージャーであるMartin Scott(マーティン・スコット)氏は「ARMアーキテクチャーとともに、多様な開発ツール、優れたソフトウェア、設計サポートを利用することができ、わが社の顧客での開発時間を短縮することが可能になる。最新の論理合成可能なARM7、ARM9コアを組み込むことにより、わが社はIPの品揃えを拡大するとともに、現在のアームとの関係を引き続き強化していく」とコメントしている。