コストパフォーマンスの高さも注目
TV機能のほかにも、夏モデルからの強化点は随所に見受けられる。CPUがAthlon-700MHzから850MHzにアップし、チップセットもAMD751/756から、Apollo KT133に切り替わった。メインメモリは64MBから128MBに、オンボードのビデオチップは、RAGE 128VRからRAGE 128PROに、HDD容量は40GBから60GBに、それぞれグレードアップしている。オンボードのサウンドチップも、YAMAHAのYMF744Bから、Cirrus LogicのCrystal CS4281に変更になった。CS4281は、スリムタワーのDESKPOWER Cシリーズにも実装されている。
PCカードスロット、USB×2ポート、光デジタルオーディオ出力(角型)、4ピンのIEEE1394端子(本体背面に6ピンも用意)を本体フロントの最下部に配置したMシリーズの特徴は、この冬モデルでも継承されており、CD-RWとDVDのコンボドライブも夏モデルに引き続き搭載している。なお、DESKPOWER Cシリーズでは、DVD再生時のドルビーヘッドフォン機能をサポートしているが、このM5/857Tでは未対応だ。その代わり、3Dの音場空間を生成する、飛行機のエンジンのような形をした大型のスピーカが付属しており、ダイナミックな3Dサウンドを楽しめる。
付属モニタは17インチのフルフラットCRTで、市場価格は約24万円と、夏モデルのときとそう変わらない価格となっている。このコストパフォーマンスの高さは注目に値する。PCでやれることなら、なんでもやってみたいというユーザーにお勧めの1台である。
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PCカードスロット、IEEE1394端子(4ピン)、USB×2、光デジタルオーディオ出力端子(角型)は、PCIスロットに装着された拡張カードによって、フロントアクセスを実現している。3本あるPCIスロットのうち、TVチューナカードと合わせて2つが使用済み。 |
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DESKPOWERシリーズでは、17インチのフルフラットCRTがセットになったモデルに、タイムドメインスピーカを添付している。パワフルな3Dサウンドを体感できる。 |
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PFDDの左下に並ぶ3つのLEDのうち、左の封筒を型どったアイコンが付いたLEDがメール着信ランプだ。 |
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スリムタワーのDESKPOWER Cシリーズには、USB接続または無線式のキーボードとマウスが付属するが、M/MEシリーズでは、PS/2接続となる。キーボード上に、音楽CD/DVDの操作ボタン、3つのアプリケーション起動ボタン、音量調節ボタンなどを装備する。 |
CPU |
Athlon-1GHz |
メモリ |
128MB |
ビデオ |
RAGE 128PRO 4XL |
HDD |
60GB |
CD-RW&DVD-ROM |
R4倍速/RW4倍速/CD24倍速/DVD4.8倍速 |
通信 |
モデム |
OS |
Windows Millennium Edition |
モニタ |
17インチ・フルフラットCRT |
Officeアプリ |
Microsoft Office 2000 Personal(SR-1) |