ターボリナックス ジャパン(株)は30日、日本アイ・ビー・エム(株)の協力のもと、エンタープライズサーバー『システム/390』用のLinux OS『TurboLinux for S/390』のβコードを、11月中旬から公開すると発表した。これにともない、両社では、ベータユーザーを対象とする共同ベータプログラムならびに共同マーケティングプロジェクトを本格的に開始する。また、ターボリナックスは、日本IBMのe-ビジネス向け統合製品ライン『e(e-businessロゴ)Server』シリーズを全面的にサポートすると発表しており、IBMの次世代サーバー『IBM e(e-businessロゴ)Server zSeries』にTurboLinuxを対応させる計画という。
ベータプログラムでは、両社のビジネスパートナーおよび導入を検討しているエンドユーザーを対象に、ターボリナックスのホームページにおいて、11月1日から事前登録を受け付ける。βコードの配布は11月中旬から順次行なう。フィードバック・問合せは同プログラム参加者向けメーリングリストで対応する。両社では、今回のβコードの公開により、フィードバックを収集し、製品に反映させていきたいとしている。製品版は、ターボリナックスから年内に出荷する予定。