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ジュピター・コミュニケーションズとメディアメトリックスが合併

2000年09月25日 18時54分更新

文● 編集部

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ジュピター・コミュニケーションズ・インク東京支店の21日の発表によると、米ジュピター・コミュニケーションズ社と米メディアメトリックス社は現地時間の20日、同日付けで両社の株主の承認により合併が最終的に成立したと発表した。これにより、新社名は“ジュピター・メディアメトリックス社”となる。21日にNASDAQ市場で“JMXI”のティッカーで正式に取引が開始された。

合併合意条件に従い、元ジュピター・コミュニケーションの株式保有者は、合併発効日の9月20日時点で保有していた元ジュピター(株)、1株につき、ジュピター・メディアメトリックス普通株式0.946株を取得する。日本国内においては、メディアメトリックスジャパン(株)が、ジュピター・コミュニケーションズ・インク東京支店を統合して運営を行なう予定。

ジュピター・メディアメトリックスは現地時間の22日、電子請求提出支払い(EBPP:Electronic Bill Payment and Presentment、消費者がオンライン上で請求書を閲覧して支払えるサービス)は、最終的にオンライン上で広く浸透するようになり、2005年には米国において4000万以上の世帯で利用されるようになるという報告書を発表した。ただし、採算が取れるだけの請求書と消費者を確保し、顧客を専業の仲介業者に横取りされないようにするために、銀行は自己中心的な利益の追求を差し控え、オンライン上でのEBPPサービス提供のため、すみやかに協力体制を敷かなければならないとしている。

EBPPは、現状では、展開が一貫性を欠いていたために、消費者サイドではまだほとんど採用されず、請求者や消費者は、市場が形成されるまで様子見の立場を取ってきたという。同社では、2001年に飛躍的に採用されるようになり、その後2年間で利用者数が倍増する見通しで、2003年には、配送された請求書を基に、オンライン上で支払だけを済ませるというやり方を超えると見込んでいる。

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