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富士通ピー・アンド・エスが5月より“富士通コワーコ”に社名を変更

1999年03月25日 00時00分更新

文● 報道局 佐藤和彦

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 富士通ピー・アンド・エス(株)は、5月1日付けで社名を富士通コワーコ(株)に変更する発表した。また、本社を東京・西新宿の西新宿三井ビルディング内に移転することも明らかにした。本日発表された新社名の“コワーコ(CoWorCo)”は、同社の企業ビジョンであるめざす“Computer Workstyle Collaboration”から採用されたという。社長には、菊川卓男現社長がそのまま就任する。

菊川卓男富士通ピー・アンド・エス社長、後方に掲げられているのが新しいシンボルマーク
菊川卓男富士通ピー・アンド・エス社長、後方に掲げられているのが新しいシンボルマーク



 富士通ピー・アンド・エスは、'82年に富士通(株)の情報機器用の消耗品を販売する“サプライ営業部門”が独立するかたちで設立された富士通の100パーセント出資の子会社。'93年には、プリンターやHDDなどのパソコン周辺機器を他社メーカーにOEM供給する国内OEM営業部門が、富士通より移管された。

 この2部門が同社の主力事業であるが、社名の変更とともに、今後力を入れていく3つの新規事業についても発表した。

 1つ目は、オフィスのデザインやオフィス用家具類を設計、デザインする“オフィスビジネス”で、西新宿に移転する本社に、同ビジネス関連商品を展示するショールームを開設する。

 2つ目は、、これまでOEM供給だけを行なってきたパソコン周辺機器を自社ブランド“ZEBO(ズィーボ)”として販売する“オープンビジネス”。これは、「法人向けの販売が中心となるため、これまでのOEM先とは競合しない」(菊川社長)という。

 3つ目は、エコロジー、セーフティー、セキュリティーに配慮した情報機器製品を開発する“ESSビジネス”で、ノートパソコンの盗難防止用器具の発売などを予定しているという。

 同社の'98年度の売上として、1331億円を見込んでおり、これが2001年度には1808億円に拡大するとの予測を発表した。このうち、3つの新規事業は271億円で、売上全体の15パーセントに達すると見ている。

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