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“ナスダック・ジャパン市場”が取引開始、まずは堅調な船出――佐伯氏は本音をポロリ

2000年06月19日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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大阪証券取引所内に設置された新たな証券市場“ナスダック・ジャパン市場”が19日、取引開始となった。8社が上場し、終値で公募価格あるいは基準価格を上回ったのが4社、下げたのが3社とまずまずの堅調な船出となった。

前列にナスダック・ジャパンの関係者、後列には上場した8社の代表
前列にナスダック・ジャパンの関係者、後列には上場した8社の代表



ナスダック・ジャパン(株)の代表取締役社長である佐伯達之氏は、初日の取引を無事に終えた安堵感からか、「たくさん問題がありました。一時は6月(の取引開始)を守れないかもしれないと思ったこともありました。オレには無理だと立ち上がろうとしたこともあった」とポロリと漏らし、孫正義氏と全米証券業協会会長兼CEOのフランク・ザーブ(Frank G. Zarb)氏に感謝の言葉を述べた。

ザーブ氏は「本日、マーケットが取引開始となり、予定の第一歩を踏み出した。米国のナスダックに上場している企業は、ぜひ日本にも上場してほしいと思う。ヨーロッパの方も順調に進んでいる。それ以外の世界各地の市場とも交渉中で、それらも将来のリンクの対象となる」と語り、6ヵ月以内に米国ナスダック上場の企業をナスダック・ジャパン市場に誘致する考えを明らかにした。

フランク・ザーブ氏、大阪証券取引所理事長の北村恭二氏、佐伯達之氏(左から)
フランク・ザーブ氏、大阪証券取引所理事長の北村恭二氏、佐伯達之氏(左から)



上場した各企業の代表もそれぞれに「これから肝心」と語った。マスターネット(株)の代表取締役である西久保愼一氏は、「3年後には本則に(店頭登録から上場へ)上がることができると言われたが、上がることなく、ナスダックへ上場しました」と、皮肉交じりに本音を語った。

ナスダック・ジャパンは、第1ステージとして船出を無事に終えた。その先には、来年6月に予定されている新取引システムへの移行、そして第3ステージとして、世界のナスダック市場をリンクした24時間取引を目指す。

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