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富士写真フイルム、MP3ファイルも再生できるデジタルカメラ『FinePix 40i』を発表――432万画素スーパーCCDハニカムと単焦点レンズ搭載

2000年06月01日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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富士写真フイルム(株)は6月1日、432万画素相当の“スーパーCCDハニカム”と単焦点レンズを搭載しながらMP3形式の音楽ファイルも再生できるデジタルカメラ『FinePix 40i』を発表した。リモコン付きのステレオヘッドフォンが付属し、ID付きスマートメディアにMP3ファイルを記録すれば携帯音楽プレーヤーとして利用できる。またMotionJPEG形式で音声付きの動画撮影も可能だ。発売は7月1日で、価格は8万8000円。

 『FinePix 40i』
『FinePix 40i』



搭載したCCDは、光学3倍ズーム搭載機の『FinePix 4700Z』と同じもの。1/1.7インチ、240万画素をハニカム配列にしたスーパーCCDハニカムで、原色フィルターを採用した。記録画素数は432万画素相当の2400×1800ピクセルと、1280×960ピクセル、640×480ピクセルの3段階。画像形式はJPEGに対応し、ファイルサイズは2400×1800ピクセル時の“Fine”が1.7MB、“Normal”が803KB、“Basic”が328KBとなっている。撮影感度はISO200相当で固定されている。

レンズは焦点距離8.3mm(35mmカメラ換算で36mm相当)固定の“スーパーEBCフジノンレンズ”。絞りはF2.8とF9.8の2段階を自動で切り替える。最短撮影距離は通常モードで約50cm、マクロモード時で約6cm。デジタルズームを搭載し、640×480ピクセル時には3.75倍、1280×960ピクセル時には1.875倍のズーム撮影が可能(2400×1800ピクセル時は無し)。露出モードはTTL64分割測光を行なうプログラムAEのみ。露出補正は+/-1.5EVまで、0.3EVステップで行なえる。

 電源をオンにするとレンズバリアーがはずれ、沈胴式レンズがせり出してくる。起動時間は約1.5秒、撮影間隔は約1秒と非常に軽快だ
電源をオンにするとレンズバリアーがはずれ、沈胴式レンズがせり出してくる。起動時間は約1.5秒、撮影間隔は約1秒と非常に軽快だ



動画撮影機能では、320×240ピクセル、毎秒10フレームの音声付きで最長約80秒のムービーを記録可能。形式はMotionJPEG、64MBのスマートメディア使用時で合計364秒が記録できる。また撮影中は1.875倍のデジタルズームも利用できる。

FinePix 40iの最大の特徴はMP3ファイルを再生できる点。付属の専用USBケーブルを使ってパソコンと接続し、本体内に装着したスマートメディアにファイルを転送して使用する。ビットレートは128/112/96kbpsの3段階に対応し、128kbpsで64MBのスマートメディアを利用した場合、約1時間分のMP3ファイルが記録できる。

著作権保護技術は東日本電信電話(株)や神戸精鋼(株)らが開発した“InfoBind”に対応し、別売りのID付きスマートメディアを利用する。ID無しのタイプでは写真撮影は可能だが、MP3再生機能は利用できないので注意が必要だ。また本体に音楽ファイル再生関連のボタンはなく、付属リモコンを接続しないと利用できない。CDからMP3ファイルを作成するソフトは付属する(Windows/Macintosh対応)。

 オーディオ再生時は、電源ボタンを“Audio”モードに切り替え、リモコンを使って操作する。付属リモコンでは、再生/一時停止/停止/巻き戻し/早送り/リピートや音量調整といった基本操作のほか、低音強調(3段階)も可能。写真撮影時にもリモコンは使用可能で、再生ボタンを押すとシャッターが切れる。リモコンの液晶ディスプレーは、音楽再生時には再生状態を、写真撮影時には残り枚数などを表示してくれる
オーディオ再生時は、電源ボタンを“Audio”モードに切り替え、リモコンを使って操作する。付属リモコンでは、再生/一時停止/停止/巻き戻し/早送り/リピートや音量調整といった基本操作のほか、低音強調(3段階)も可能。写真撮影時にもリモコンは使用可能で、再生ボタンを押すとシャッターが切れる。リモコンの液晶ディスプレーは、音楽再生時には再生状態を、写真撮影時には残り枚数などを表示してくれる



電源は単3型電池×2に対応し、付属のニッケル水素充電池か、ニカド充電池が利用できる。ニッケル水素充電池を利用した場合、撮影枚数は液晶モニターオン時で約80枚、オフ時で約230枚としている。音楽再生時間は連続約150分という。同社では推奨していないが、アルカリ乾電池を利用した場合は約100分の連続再生が可能だとしている。

本体には1.8インチのTFT液晶ディスプレーと実像式の光学ファインダーを備えた。インターフェースはUSBとリモコン端子のほか、ビデオ出力端子(NTSC)を搭載している。ボディーは携帯用MDプレーヤーを意識した正方形に近いデザインで、アルミニウムとマグネシウムの合金を採用して質感を高めているという。ボディーカラーは“シルバー”“コズミックブルー”“メローピンク”の3色を用意した。

本体のみの重量は約155g、バッテリーとスマートメディアを装着した時で約210gと「クラス最軽量」(同社)の重さを実現した。本体サイズは幅85.5×高さ71×奥行き28.5mm。

 用意される3色のボディー。奥はFinePix 4700Z。「女性を意識したデザイン」「若者に間違いなくヒットする自信作」と富士の意気込みは相当なもの。本体はとても軽く、記者が最初に実機を持ったときはモックアップと勘違いしたほど。キヤノン(株)の『IXY DIGITAL』のいいライバルになりそうだ。実売価格は「7万円を切る程度」とのことだが、音楽再生を楽しむには大容量のスマートメディアを購入する必要がある
用意される3色のボディー。奥はFinePix 4700Z。「女性を意識したデザイン」「若者に間違いなくヒットする自信作」と富士の意気込みは相当なもの。本体はとても軽く、記者が最初に実機を持ったときはモックアップと勘違いしたほど。キヤノン(株)の『IXY DIGITAL』のいいライバルになりそうだ。実売価格は「7万円を切る程度」とのことだが、音楽再生を楽しむには大容量のスマートメディアを購入する必要がある

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