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CESA、第4回日本ゲーム大賞授賞作品を発表、大賞はSCEIの『どこでもいっしょ』

2000年03月31日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(社)コンピュータエンターテインメントソフトウェア協会(以下:CESA)は、コンピュータエンターテインメントソフトウェアの優秀な作品を決定/表彰する“第4回日本ゲーム大賞”の発表授賞式を本日都内で行なった。大賞は、ソニー・コンピュータエンタテインメントの『どこでもいっしょ』が受賞した。

日本ゲーム大賞は、従来の“CESA大賞”内容の見直し、ノミネート作品の選定に一般ユーザーからの投票を取り入れ、プラットフォームを問わずに優れた作品を決定することとなった。内容見直しにより、名称も“日本ゲーム大賞”に変更し、各賞の選定には、各界の知識人による“アカデミー委員”に審査を依頼したという。また、新たな賞として、新しい試みや斬新なアイデアにより誕生した作品、新しいジャンルを切り開いた作品に与える“ニューウェーブ賞”、海外で制作され話題となった作品を選考する“海外作品賞”、著名人の中からゲーム業界に貢献した人を選ぶ“ベストゲーマー賞”が加わった。

各賞の受賞作品は以下の通り。

●大賞
『どこでもいっしょ』(ソニー・コンピュータエンタテインメント)

●優秀賞
『どこでもいっしょ』(ソニー・コンピュータエンタテインメント)
『シーマン~禁断のペット~』(セガ・エンタープライゼス/ビバリウム)
『Dance Dance Revolution』(コナミ)
『ファイナルファンタジーVIII』(スクウェア)
『ポケットモンスター(金・銀)』(任天堂)

●部門賞
・ゲームデザイン賞
『どこでもいっしょ』(ソニー・コンピュータエンタテインメント)
・プログラミング賞
『ソウルキャリバー』(ナムコ)
・グラフィック賞
『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』(スクウェア)
・ムービー賞
『ファイナルファンタジーVIII』(スクウェア)
・キャラクター賞
『どこでもいっしょ』(ソニー・コンピュータエンタテインメント)
・シナリオ賞
『ヴァルキリープロファイル』(エニックス)
・サウンド賞
『Dance Dance Revolution』(コナミ)

●最優秀ニューウェーブ賞
『シーマン~禁断のペット~』(セガ・エンタープライゼス/ビバリウム)

●ニューウェーブ賞
『シーマン~禁断のペット~』(セガ・エンタープライゼス/ビバリウム)
『どこでもいっしょ』(ソニー・コンピュータエンタテインメント)
『Dance Dance Revolution』(コナミ)

●特別賞
・海外作品賞
『Age of Empires II:The Age of Kings』(米マイクロソフト)
・ベストゲーマー賞
伊集院光(タレント)
中島礼香(タレント)

大賞を受賞した『どこでもいっしょ』の代表者(写真中央)は、「支持の理由は、キャラクターがかわいいのはもちろん、ゲームだけでなく友達とのコミュニケーションの道具になったことがよかったのでは。幅広い年齢層に遊んでもらっている。地味なタイプのゲームだと思うが、クチコミで薦めてくれた人たちによる力が大きい。大賞を受賞して大変感激している。遊んでくれた人全員でもらった賞だと思う」とコメント。

受賞した各メーカーのほとんどが、開発担当者が代表として壇上にのぼる中、セガ代表には入交昭一郎社長がさりげなく登場。「この賞のクリエイターが現在海外にいるため、代理で承った。このゲームは小さなグループで制作したもので、1人のクリエイターでここまでできるという、勇気を与えてくれた。これまで賞を受賞するような大作というのは、多人数で制作していたが、どこでもいっしょやDDRも10数人のスタッフで作っているとのこと。こういう時代なのでは」と語った。

優秀賞を受賞した作品のメーカー代表者たち。中央が大賞を受賞した『どこでもいっしょ』のスタッフ。写真左はセガの入交社長
優秀賞を受賞した作品のメーカー代表者たち。中央が大賞を受賞した『どこでもいっしょ』のスタッフ。写真左はセガの入交社長

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