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米インテル、0.18μmプロセスの新Celeron-566/600MHzを発表

2000年03月30日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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『Intel Celeron Processor』600MHz『Intel Celeron Processor』600MHz



米インテル社は29日(現地時間)、『Intel Celeron Processor』に566MHz版と600MHz版を発表した。1000個ロット時の価格は566MHz版が167ドル(約1万7600円)、600MHz版が181ドル(約1万9000円)。

今回発表されたCeleron-566/600MHzは、“Coppermine-128K”というコードネームで呼ばれていたプロセッサー。CoppermineことPentium IIIと同じ製造ライン、同じ製造プロセスが作られるが、そのプロセッサーコアの機能を制限した、デチューンバージョンといわれている。

確かに今回から0.18μmプロセス技術による製品となり、パッケージもPPGA(Prastic Pin Grid Array)からFC-PGA(Frip Chip-Pin Grid Array)に変更され、製品写真を見る限りではプロセッサー表面のCeleronのロゴ以外ではFC-PGA版のPentium IIIと見分けがつかない。また、Streaming SIMD拡張命令もサポートされ、ソフトウェア面では同等になった。ただし、Pentium IIIではFSBが100MHzまたは133MHz、2次キャッシュメモリーは256KBなのに対して、新CeleronではFSBは66MHz、2次キャッシュメモリーも128KBで従来のCeleronと変わらない。

こうしたPentium IIIとCeleronの関係は、1月18日と2月14日(いずれも現地時間)に相次いで発表された、『Mobile Pentium III Processor』600/650MHzと『Mobile Intel Celeron Processor』450/500MHzの関係と同じだ。ただ、Mobile Intel Celeronでは、FSBはMobile Pentium IIIと同じ100MHzとなっており、FSBに関してはMobile版Celeronの方が高速という逆転現象が起こっている。

なお、“CNET”など海外の一部メディアでは、さらに4月後半にかけてCeleron-633MHz、667MHz、A700MHzといったプロセッサーが投入されると報じられている。

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