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Yahoo! JAPAN、飛行機を用いた空飛ぶ広告を展開--スカイマークと提携

2000年03月27日 00時00分更新

文● 編集部 鹿毛正之

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また、5月1日を目処に、機内において携帯端末を貸し出し、Yahoo! JAPANのサービスを疑似体験してもらうプロモーションも実施する。使用する機種は、日本ヒューレット・パッカードの『HP Jornadaシリーズ』(機種の詳細は未定)。インターネットには接続せず、ローカル環境で擬似的に検索サービスを体験してもらうとしている。

座席のヘッドレストカバーにもYahoo!のロゴとURLがデザインされている。座席の色とロゴの色もマッチしている
座席のヘッドレストカバーにもYahoo!のロゴとURLがデザインされている。座席の色とロゴの色もマッチしている



今回の提携に関し、スカイマークエアラインズの井手隆司代表取締役社長は「ヤフーにはラブコールを送ってきた」と語り、スカイマーク側からの働きかけがあったことを明らかにした。

井手氏はヤフーについて「若い企業でスタッフも若く、若いイメージが前面に出せる」とし、「企業イメージが(スカイマークと)ピッタリ合う」と語った。また、「偶然だがコーポレートカラー(紫色)も似ている」と述べ、ヤフーとの提携が密なものであることを示した。

スポンサー契約の金額は明らかにされていない。ただ、従来マイクロソフトなどと結んできた契約と比べ、「これまでとあまり変わらない」(井手氏)とのことで、プロモーションの内容に応じて、総合的に決まっているものだという。

機体のミニチュアモデルを前に握手を交わす、ヤフーの井上雅博代表取締役社長(左)とスカイマークエアラインズの井手隆司代表取締役社長
機体のミニチュアモデルを前に握手を交わす、ヤフーの井上雅博代表取締役社長(左)とスカイマークエアラインズの井手隆司代表取締役社長



ヤフーの井上雅博代表取締役社長は、「Yahoo!としても世界中で一番大きな広告だと思う」と、機体を利用した全面広告への期待感を口にした。機体広告の効果については、マイクロソフトやディレク・ティービーが同様の広告を展開してきた前例があり、それらの広告の実績から、コストに見合った費用対効果が得られると判断したという。

提携の狙いについては「インターネットを使っていない人にはYahoo!のブランドは知られていない」と前置きしたうえで、「インターネットをやっていない人の間での認知度を上げたい」と語った。

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