(株)ソニー・コンピュータエンタテインメントの家庭用ゲーム機『PlayStation
2』が3月4日、発売された。東京・秋葉原や新宿、渋谷などで長蛇の列ができたのは、ほかの記事の通り。プレイステーション・ドットコム・ジャパン(株)の“PlayStation.com”(以下PS.com)に予約していた者にとっては、そういった騒ぎは“対岸の火事”だったかもしれない。
同ウェブサイトから、前もって「3月4日午後6時までに届ける」という内容のメールが来ていた。これは「まだ届かない」といった問い合わせが殺到するのを避けるために送信されたのだと思われる。実際には午後6時どころか、記者の渋谷区にある自宅へは午前8時40分に荷物が届けられた。同様に多摩地区の桑本記者の家は8時15分だった。「おめでとうございます」、これが佐川急便のセールスドライバーの開口一番の言葉。
ダンボールの中にはPS2 |
セールスドライバーに話を聞いたところ、「今日は朝礼で厳しく言い渡されている。PS.comの荷物だけを積んだ専用便で配達している。今日はこの通り、毎回キーロックを行なっている」と、腰に付けたキーを記者に見せた。「外で『待ってたよー』と言われても絶対に荷物は渡さない。ドアの中に入ってから荷物を渡す。状況によっては、身分証明書も見せてもらう」と説明してくれた。PS.comの個人情報漏出の件もあり、佐川急便では厳戒態勢で配送に臨んだようだ。
青箱の中身。付属の“ユーティリティディスク”にはオンラインマニュアルが収録されおり、紙の取扱説明書には簡単な説明しか記載されていない |
青箱の保証書欄には、こんなハンコシールが貼り付けてあった |