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mACademia(マカデミア)~初春のサンフランシスコ便り~日本未発売のUSB対応製品も紹介

2000年01月25日 00時00分更新

文● 正月孝広 

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大阪でも小雪が舞った21日、梅田の阪急電鉄本社ビル1Fにあるエコルテホールにおいて、今年最初のmACademia(マカデミア)“第56回初春のサンフランシスコ便り”が開催された。mACademiaとは関西でも最も大きい規模を誇る、Macintoshを中心とした研究会である。ネットワークコンサルタントの中西博氏が中心となって開催されている。

mACademia主宰、中西博氏。幅広い人脈を持ち次々と新しいテーマを取り上げる
mACademia主宰、中西博氏。幅広い人脈を持ち次々と新しいテーマを取り上げる



この研究会は2部構成となっており、前半はメーンテーマを扱うセッション。そして休憩の後、後半はプレゼン大会、プレゼント大会などが行なわれる。ここ最近はMacintoshだけにこだわらず、興味深いものはどん欲に取り込んでいく姿勢が感じられ、以前にはMindStormsをテーマにしたセッションも開催された。

また、会の模様がQuickTimeによるストリーミングで、Live中継されているのも、mACademiaの大きな特徴である。この中継をサポートしているのは(株)パイナップルカンパニー。その中継システムを、ビデオカメラ、音声ミキサー、PowerBookと、非常にコンパクトに構築している。

パイナップルカンパニーCEO、圓尾伸三氏。パイナップルカンパニーではストリーミングのサポートを行なっている
パイナップルカンパニーCEO、圓尾伸三氏。パイナップルカンパニーではストリーミングのサポートを行なっている



ストリーミングのための機材は非常にコンパクト。PowerBookと音声ミキサー、ビデオカメラでOK
ストリーミングのための機材は非常にコンパクト。PowerBookと音声ミキサー、ビデオカメラでOK



MACWORLD EXPO/SF2000の目玉を報告

前半パートでは、初春のサンフランシスコ便りと題し、1月4日から8日にサンフランシスコで開催された“MACWORLD EXPO/SF2000”の現地情報をレポートした。プレゼンターは大阪電気通信大学の工学博士、魚井宏高氏。魚井氏はPowerBookを赤外線リモコンで操作し、スライドを次々に表示していった。


大阪電気通信大学の工学博士、魚井宏高氏。写真では分かりづらいが左手に持ったリモコンでPowerBookのスライドアプリケーションを制御。このツールはプレゼンでとても威力を発揮する

中央下にあるのが、USB経由でMacのアプリケーションを制御できるリモコンと受信機。ちなみに右肩に乗っているのは、USB経由のビデオカメラ(もちろんストリーミング用ではない)。ともに日本ではまだ発売されていない
中央下にあるのが、USB経由でMacのアプリケーションを制御できるリモコンと受信機。ちなみに右肩に乗っているのは、USB経由のビデオカメラ(もちろんストリーミング用ではない)。ともに日本ではまだ発売されていない


今回の“MACWORLD EXPO/SF2000”では新しいハードウェアの発表は行なわれず、マーケティングに関するアナウンスが中心であった。その中でも1番の注目はMacOS Xのインターフェースである“AQUA”。これまでのMacOSのFinderとは異なり、後ろに隠れたウインドーも直接操作することができる。また、このFinder自体もこれまでのように表で主張することはなくなった。魚井氏は「Mac本来の象徴であるデスクトップの概念を捨てた、新しいインターフェースの始まり」と語った。

“MACWORLD EXPO/SF2000”に合わせて、Appleのサイトでは大幅なリニューアルを挙行した。魚井氏はこの詳細も現地での情報を交え解説していった。中でも“Mac.com”としてオリジナルのアカウント、ディスクスペースの提供を受けられるサービスはビジネスモデルとして興味深いという。この日本版のサービスがどう展開されるかに会場の関心は集まった。

前半パートは予定時間を大幅に過ぎて終了となったが、休憩時間にも魚井氏の周りには人垣ができ、質疑応答が続いていた。

日本未発売のUSB対応サブウーハー“iSub”や、発売直前のメールソフト“ENIGMA”を紹介

後半は、カラフルな外付けスピーカー“cozo”で有名な(株)内芝製作所のマーケティングマネージャー、岡崎恒男氏がプレゼンテーションした。岡崎氏が持ってきたのは日本ではまだ発売されていない“iSub”。このように希少価値の高いものがなぜか簡単に集まるのもmACademiaの特徴でもある。

この“iSub”、クリア透明色のまさに金魚鉢的外観を持つ、サブウーハーで、USB経由で接続する。さっそくiMacに繋いで鳴らしてみると、かなりの迫力が感じられる。高音に強いiMacの内蔵スピーカーとiSubの組み合わせでは、両端音域が強調され、中音域に少し弱いのが残念なところである。


内芝製作所マーケティングマネージャー、岡崎恒男氏



iMacの右にあるのが“iSub”。上部で手をかざしているのは、上部に抜ける音圧を感じようとしているため


次にメールソフト、EudoraProの販売を手掛ける(株)クニリサーチインターナショナルの営業部、武藤秀仁氏が登場した。武藤氏のプレゼンは発売を直前に控えた新しいメールソフト“ENIGMA”。

EudoraProの機能はそのままにメールとアートの融合を目指した、まったくく新しいコンセプトの“Eudora ART Series”の第1弾である。いままでのメールソフトの感覚ではない斬新なインターフェースが大きな特徴。また数多くのギミックも用意されているという。このシリーズ2年間に4本の作品が発表される。これからの展開が非常に楽しみである。


クニリサーチインターナショナル営業部、武藤秀仁氏



“ENIGMA”の斬新なインターフェース。しかし画面に文字を書いていくと、とてもしっくりくる、いいデザイン


最後に関西ではあまりにも有名な魚井氏の“じゃんけんプレゼント大会”が行なわれた。MACWORLD EXPO/SF2000のお土産や、クニリサーチインターナショナルから提供されたソフトなど、参加者一同気合いの入った争奪戦となった。

今回で56回目の開催だが、長く続くことでのパワーダウンはまったく感じられない。来月のmACademiaも大いに期待したい。

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