アップルコンピュータ(株)は14日、(株)ソーテックに対する訴訟手続において、本日和解に応じたと発表した。これは、ソーテックが'99年7月に発表した『e-one
433』に対し、アップルと米本社が同社のパソコン『iMac』の工業デザインを模倣したとしてその流通と販売を禁止することを求め、同年8月に東京地裁に訴えたことに端を発したもの。これに対し東京地裁は同年9月、ソーテックに対し『e-one』の製造・販売を禁止する仮処分を下している。今回の和解は、仮処分決定後にアップルがソーテックに提起した製造販売禁止等請求訴訟において合意を得たというもの。今回の和解により、ソーテックはアップルに対し、和解金(金額は非公開)を支払うという。
ソーテックは今回の和解に対し、今後は仮処分後に発表したミレニアムブルー(青みがかった銀色)の『e-one 500』シリーズの販売・サービスの強化を図っていくというコメントを寄せている。また来週17日に記者会見を開催し、今回の和解に対する公式見解を発表するとしている。
なお、『e-one』と同じ形態のマシン『eOne』を出荷している米eMachines社に対し、アップルは同様の訴訟をカリフォルニア州サンノゼの連邦地裁に提起しているが、こちらの審理は継続中。
『e-one 433』 |