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【MACWORLD Expo/SFレポートVol.2】スティーブ・ジョブズ基調講演【速報版】――新ハードウェアの発表は行なわれず。ジョブズが正式にCEOに就任

2000年01月06日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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4日からサンフランシスコで開催中のMACWOLRD Expoで5日、スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)暫定CEOが基調講演を行なった。期待された新PowerBook G3を含め、新しいハードウェアの発表は行なわれなかったが、MacOS Xの出荷スケジュールや“AQUA”と呼ばれる新しいUIが紹介された。

アップルのウェブサイトの新しいサービスを紹介するジョブズ氏アップルのウェブサイトの新しいサービスを紹介するジョブズ氏



基調講演は予定通り9時ちょうどから行なわれた。講演では15分や20分遅れることが普通のジョブズ氏としては珍しいことという。

講演では、iMac以後の製品群を振り返り、アップルとMacintoshの力強い復活を強調した。そしてFireWire(IEEE1394)を搭載したiMacDVモデルとデジタルビデオ編集ソフト『iMovie』の組み合わせで、購入したユーザーの多くがデジタルビデオ編集を楽しんでいるかを、かわいらしい女の子が登場するデモ映像で見せ、会場の喝采を浴びた。

次に、アップルのホームページを通じて提供される新サービス3つを紹介した。そのサービスは映画や音楽、スポーツなどエンターテインメントのレビューを読むことのできる“iReview”、美しい写真などを使った電子メールのグリーティングカード作成/送付サービス“iCards”、フリーの電子メールサービスと20MBまでのインターネット上のストレージサービス、子供に害を与えるインターネットコンテンツを遮断できるサービスなどを提供する“iTools”の3つ。Macintoshユーザーならすべて無料で利用できる(ただし、現時点では北米在住者のみ)。

また、長らく登場が待たれている時期MacOS、『MacOS X』の出荷予定が明らかにされた。それによれば、4月には最終ベータ版が出され、夏には製品版の出荷が始まり、2001年1月にはプリロードされたハードウェアの出荷が開始されるという。

MacOS Xの新しいデスクトップ
MacOS Xの新しいデスクトップ



そのMacOS Xで採用される新ユーザーインターフェース“AQUA”も、この基調講演で初めてあかされた。ボタン類が透き通った赤や青のガラス玉といった雰囲気のものになったほか、ウィンドウ周りのデザインが一新された。ファインダーは全く新しいものになった。かなり視覚的に凝ったアニメーションを行なうインターフェースという印象を受けた。

最後に、この2年半の間暫定CEO(interim CEO:iCEO)としてアップルを指揮してきたジョブズ氏が、正式なCEOとなることが明らかにされ、会場を埋めたユーザーからのスタンディングオベーションを受けていた。

“暫定”がとれ、ジョブズ氏はiCEOからCEOになった
“暫定”がとれ、ジョブズ氏はiCEOからCEOになった



ジョブズ氏のCEO就任にスタンディングオベーションを送る聴衆
ジョブズ氏のCEO就任にスタンディングオベーションを送る聴衆



期待されていた新型PowerBook G3はおろか、新しいハードウェアの発表はいっさいなく、つめかけたプレス関係者の中にはいささか肩すかしの感も見られたが、聴衆はMacOS Xへの期待とジョブズ氏のCEO就任に満足した様子だった。

基調講演終了後にふたたび講演会場に現われたジョブズ氏は、関係者からの握手責めや報道陣でもみくちゃに
基調講演終了後にふたたび講演会場に現われたジョブズ氏は、関係者からの握手責めや報道陣でもみくちゃに

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