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Linux用の戦国シミュレーションゲームが今秋に登場

2000年08月08日 20時12分更新

文● 植山 類

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戦国 for Linux (画面は開発中のもの)
画面は開発中のもの
 2000年7月に設立されたばかりのベンチャー企業、(有)キューブ・ソフトウェアが、戦国シミュレーションゲーム「戦国 for Linux」を秋頃に発売する。1560年以降の日本の戦国時代を舞台に、プレイヤーが当主を操作することによって全国統一を目指すゲームだ。価格は未定。

 プレイヤーは、「軍備」「内政」「外交」「謀略」の各コマンドを操作しながら、配下の武将や当主自身が参加する戦いによって領地を拡大していく。武将はそれぞれ能力値をパラメータとして持っているが、「戦国 for Linux」では当主の「威信値」が重要視され、能力値の低い当主で優秀な配下の武将ばかりを操作しても全国統一しにくくなっているという。



戦国 for Linux
画面は開発中のもの

 Linuxのゲームは、売れ筋のゲームをLinuxに移植する米Loki Entertainment Softwareなどの企業によって盛り上がりを見せている。Lokiからリリースされているソフトウェアは、「Civilization: Call to Power」や「Gear II SimCity 3000」、「Unreal Tournament」など多数ある。Linuxが今ほど人気のなかった数年前には、Linuxでのアクションゲームといえば米id SoftwareのDOOM程度しかなかったのと比べて大きな進歩だ。

 キューブ・ソフトウェアは、今後ともゲームを中心にソフトウェアを作りつづけていくとしている。

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