Windows 2000 Conference & Expo レポート: Windows 2000 Launch Eventのすべて

USBとWindows 2000

Compaq Computerの「iPAQ」などのUSB製品を紹介するSarah Lefko氏

　次に行なわれたデモンストレーションは、Windows 2000 Product ManagerのSarah Lefko氏によるもので、Windows 2000の使い勝手のよさについてである。彼女は、今までデモンストレーションされたような大規模システムのみならず、個々のユーザーに対しても、Windows 2000が使いやすいOSであることをアピールした。まず、Windows 2000 Serverが、マルチプロセッサを使用した大規模システムだけではなく、IBMのPCサーバ「NetFinity」のような小さなサーバでも働くこと、そしてまた、小さなノートブックでも動作すること(ここでは、遠目でよくわからなかったが、SonyのPGC-505と思われるノートパソコンがステージ上に置いてあった)、さらに、Compaq ComputerのレガシーフリーPC「iPAQ」を指し示し、このようなUSBを使ったマシンにも対応していることを強調した。さらにUSBのZipドライブやPCMCIAのワイアレスネットワークカードなどを手に取り、こうしたデバイスのサポートが行なわれていることも挙げた。

　そして、写真や動画といったメディアが重要なことに言及し、Windows 2000が対応しているデジタルビデオ「Canon GL-1」を取り上げIEEE 1394によってIBMのワークステーションに接続、会場を映し出した。さらに前日撮影したビデオを編集し、いかに簡単に動画を扱えるかといったデモンストレーションも行なう。そして、ビデオをWindows 2000 Serverにアップロードし、Windows Mediaとしてストリーミング放映すると、会場からは喝采が起きた。

The 2000 Generation

　そしてまたGates氏が登場。「The 2000 Generation」として、

• Windows 2000 Datacenter Server
• Windows 2000/64
• Embedded Windows 2000
• SQL Server 2000
• Exchange 2000
• Application Center 2000
• Commerce Server 2000
• BizTalk Server 2000
• Host Integration Server 2000

といった製品群を挙げた。今年中には、Itanium向け64bitのWindows 2000 Data Center Serverを出荷する予定だという。彼は最後に、顧客やパートナー、Windows 2000の開発チームに謝辞を言い、Santanaのライブとなってこの一大イベントは幕を閉じた。

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　Windows 2000の新機能は、出荷前からすでに“おなじみ”となってしまっている感が強いが、それだけに各機能の紹介には工夫を凝らした、まさにLaunchのお祭りイベントといえる内容であった。
　なお、このイベントの模様は、下記MicrosoftのWebページで、ストリーミング(Windows Media)放映されている。また、テキスト版も、Bill Gates氏のホームページに掲載されている(下記URL参照)。