「x11amp」という名前でリリースされていたころから、ながらく待ち望まれていたMP3プレイヤー「XMMS」の正式版「XMMS 1.0.1」がリリースされた。
「XMMS(X MultiMedia System)」は、「Winamp」の「Skin」を使用、そのLook&Feelを変更することができるMP3プレイヤー。「Winamp」は、Windows 95/98/NTで動作するMP3プレイヤー。SkinはWinampの「外見」のことで、ユーザーは自由にプレイヤーの「外見」を作成し、SkinとしてWinampに組みこむことができる。XMMS 1.0.1もSkinが使えるため、現在Winamp用として配布されている多くのSkinを使うことができる。ソースコードのライセンスは、「GNU GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2」となっている。1999年の6月にリリースされた「XMMS 0.9」以前は、「x11amp」という名前でリリースされていた。
「XMMS 1.0.0」は、1月27日にリリースされたのだが、米Aurealのサウンドカードを使用したときに起こるバグがあったため、バグフィックスした1.0.1が1月31日にリリースされた。
MP3プレイヤーと呼んでいるが、「X MultiMedia System」の名前が示すように、実際には、そのほかの多くのサウンドフォーマットもサポートしている。現在、
- MP2/MP3
- WAV
- AU
- Audio CD
- module formatのほとんど
などが演奏できる。
「XMMS 0.9.5.1」からの主な変更点は、
- Audio CDの演奏時、自動的に曲名などを表示するCDDBをサポート
- OSS pluginの改良
- 「Equalizer」や「Playlist」がGNOMEやKDEのタスクリストに表示されなくなった
- ホイールマウスで音量が変更できるようになった
ことなど。
ダウンロードは以下の「Xmms Homepage」から可能。
XMMS Player |
XMMS Equalizer |
XMMS Playist Editor |