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“LinuxWorld Conference Japan'99”開催

1999年03月18日 00時00分更新

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東京国際フォーラム(東京・有楽町)で、“LinuxWorld Conference Japan'99”が、18日から2日間に渡って開催されている。主催はLinuxWorld実行委員会(運営事務局は(株)IDGコミュニケーションズ)。Linuxにフォーカスした商業ベースのイベントとしては日本初となるもので、Linuxコミュニティー、関係団体、メーカーが一堂に会すカンファレンス&イベントとなる。

有料・無料のセッションが約30プログラム行なわれるほか(有料コンファレンスの受講料は1日券が1万円、2日券が1万5000円)、展示会には約50社が出展する。

公文俊平委員長
LinuxWorld実行委員会の公文俊平委員長

第1日目となる18日は、LinuxWorld実行委員長の公文俊平委員長の挨拶で開幕した。公文氏は、「ネットワークを介しての情報産業革命が引き起こされつつある中、Linuxに代表されるオープンソースソフトウェアの動向を正しく捉えることは重要」と語り、企業レベルでの活動が必要であることを述べた。

続いて、Linuxの生みの親リーナス・トーバルズ(Linus Torvalds)氏のビデオメッセージが上映された。ビデオメッセージは、約10分間に渡って質問形式で放映。これは米サンノゼで1日~4日に渡って開催された“LinuxWorld Conference & Expo”中に収録されたもので、同イベントで行なわれた基調講演と重なる部分も見られた。ビデオメッセージではLinuxを公開した理由などの質問に答える一方、「Linuxを開発したことで、人前で話すことが苦手でなくなったね。講演の機会も増えて忙しいけど、普段はネコ2匹、娘2人、奥さんに囲まれた普通の生活だよ」といったLinus氏らしさを伺える一面も。

ボブ・ヤングCEO
米Red Hat Software社ボブ・ヤングCEO

米Red Hat Software社ボブ・ヤングCEO兼会長による基調講演では『Linuxはテクノロジーの勢力図をどう変えるか?』をテーマにスピーチが行なわれた。パソコンを使う上で「まずアプリケーションケーションありき」というボブ・ヤング氏は、「あくまでOSは使うための手段にすぎない。私たちはその中でユーザーに満足してもらえるようなサポートを提供する必要がある」と語った。また、「Linuxのよいところは、自分が力を投入した分だけ返ってくること。自分で使っているものを自分でコントロールできるということは重要だ」と述べた。

ボブ・ヤングCEO
“RedHat”ならぬ“RedCap”をかぶっての登場。ちなみに靴下も赤

基調講演後には、Q&Aを中心とした記者会見の場も設けられた。年内を目指し日本法人設立を目指している同社だが、「今回の来日目的には、我が社が日本に進出するにあたってどんなことができるかリサーチする意味も含んでいる。ソフトの販売が主眼なのではなく、サポートなどそれ以外のメリットを提供したい」と述べた。

会場いっぱいに詰め掛けた観客は全体的に背広姿が目立ち、先日サンノゼで開催された“LinuxWorld Conference & Expo”でいわゆる“ハッカー”と呼ばれるような個人ユーザーが目立ったのとは対象的だった。

期間中開催されるカンファレンスやセッションも技術的な内容のものより、ビジネスよりの話題が目立った。日本電気(株)や富士通(株)といった国内のメーカーのLinuxへの取り組みも相次いで発表されている中、今回のイベントの中で急遽その取り組みを発表する企業も見られた。

セミナー風景
セッションもビジネス系のテーマが中心となった

約50社が出展した展示会場では、まさに“芋を洗う”状態で歩くのもままならないほどだった。詳細については別途レポートでお伝えする予定。

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