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Objective Reality Computer、Linuxに対応した3D GUIを開発

1999年06月28日 00時00分更新

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米Objective Reality Computerは26日(現地時間)、Linuxに対応した3Dグラフィカルユーザインターフェースを開発中であることを発表した。コードネームは『Synapse』。CAD/CAMアプリケーションなど、3Dデータ処理を行なう際に利用できるという。

『Synapse』のスクリーンショット。左に見えるのはアイコン
『Synapse』のスクリーンショット。左に見えるのはアイコン

まずは開発者向けに、『Synapse Version 1.0 DR1』を8月上旬に発売する。これは主にバグフィクスを目的にリリースされるもので、価格は40ドル(約4800円)。開発者向けのサポート“Synapse DevNet”も開始する予定で、サンプルソースコードやメールでの技術サポートなどが提供されるという。サポート込みの価格は100ドル(約1万2000円)。なお、コンシューマー向けバージョンは今年末までにはリリースされるという。

なお、現在はX Window Systemには対応したアプリケーションには対応していないが、DR3でサポートしたいとしている。また、ソースコードについても、将来的には公開するという。

必要システム環境は、16MBのメモリ(32MB推奨)、Pentium 133MHz以上のCPU。グラフィックアクセラレータには、米3dfx Interactive社製グラフィックチップを搭載した『Voodoo』シリーズと米nVIDIA社のグラフィックチップを搭載した『RIVA/TNT/TNT2』に対応している。

DR1では、Intel版Linuxのみの開発だが、今後、LinuxPPC、BeOSにも対応する予定。なお、現在のところ、Windows、Mac OSへの対応は予定してないという。

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