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あなたのお金の攻め方守り方を知る

MS Moneyで資産の流れを把握しよう

2009年02月20日 08時00分更新

文● 秋山文野

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さまざまな金融資産を一括して管理する

Microsoft Money Plus Edition

対応OSはWindows XP(SP2以降)/Vista。価格はパッケージ版が1万2390円。60日間試用できる体験版もダウンロード可能

 現金、株式、ローンなど、さまざまな種類の金融資産を持つようになると、現在どんな状況にあるか、どうしても把握しきれなくなってくるものである。そのような場合の助けになるのが、150以上の金融機関の明細をダウンロードして管理できるWindows用ソフトの「Microsoft Money Plus Edition」(以下、Money Plus)である。

 Money Plusでは個人が持つ複数の口座の情報を取り込み、一元管理できる。銀行口座からクレジットカードの支払いに回った金額は? 収入全体に占める投資の金額はどのくらい? といったお金の流れをソフト上で一括して把握することで、カードの使いすぎを防ぐ、貯蓄に回せるお金を増やす、複数の証券口座にわたる保有株式の収支をまとめて視認する、といった効率的な資産管理が可能になるのだ。

 Money Plus上での最初の操作は、保有する「資産」をすべてソフト上に登録することから始まる。資産の種類は銀行預金、クレジットカード、投資、その他(ローンなど)の4種類。投資資産は株式のほかに外貨預金、投資信託、MMFといった商品別の登録が可能だ。マイレージやポイントプログラムも資産として数えることができる。

ホーム画面

Money Plusホーム画面。「お気に入りの資産」に証券口座や銀行口座を登録しておくと、残高に変化があったことがすぐにわかる

 資産の項目を1つずつ入力していくのは大変面倒に感じるかもしれない。しかし、Money Plusは都市銀行を始めとする50を超える銀行・信用金庫、JCB、三井住友カードといった主要カード会社、カブどっとコム証券、野村證券という2社の証券会社について、直接明細をダウンロードできる。保有している口座やカードの数によっては最初の登録はちょっと大変かもしれないが、一度登録してしまえば、その後は内訳をいちいち入力しなくてよいのが、最大のメリットである。

 この中に入っていない金融機関であっても、MSNマネーの「残高照会サービス」に登録すれば対応金融機関の明細を取り込める。家計簿でも帳簿でも、最も大変なのは明細を1項目ずつ入力するという部分。ここが省力化できれば後はとても楽なのだ。

明細をダウンロード

対応金融機関またはMSNマネー残高照会サービス対応金融機関の口座をMoney Plusに登録して、明細をダウンロードする

明細が表示される

対応銀行の口座明細が取り込まれて、ソフト上で表示されている。取引を一件ずつ確認して費目別に分類する「承認」の作業を行なう

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