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プチ画像編集に向いた「ピクセルメーター英語版」

2008年11月17日 19時00分更新

文● 小口博朗

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エレメンツとの相違点を探る!!


 競合である「Adobe Photoshop Elements」のダウンロード版は、実質8800円と近い価格帯だ。

 全体的に本ソフトはElementsよりも機能が抑えられている。例えば、Elementsは「コピースタンプ」「パターンスタンプ」というふたつのスタンプツールを用意。前者は、ブラシサイズを数値で指定したり、オフセット調整の有無などを設定したりできる。本ソフトもその効果に近いツールがあるものの細かい使い込みができない。しかし、そのぶん本ソフトのほうが迷わずに使えるだろう。

図4

Elementsとは異なり数値を入力してブラシサイズを設定できないが、「+」ボタンを押せばスライダーで微調整可能

 ツールがパレットからポップアップするギミックや「Rope」を使ったエフェクトは本ソフトならでは。細かい機能よりもユニークなインターフェースに価値を感じるなら本ソフトが買いだ。

フィルターの処理画面をElements(右)と比較。Elementsはプレビューが表示される別画面で作業するのに対し、ピクセルメーターは直に操作する。「Rope」の中心点を変えるには、先端の白丸をドラッグすればいい


【Conclusion】
○  Photoshopで作成したファイルとの互換性があり、レイヤーやパスのデータを反映できる。必要な画像編集機能をそつなく取り入れている
×  データ量が増えると動作が遅くなる。ブラシのサイズを数値で入力できない、テキストを縦書きにできないなど、細かい点で物足りなさを感じる


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