金・銀の特色印刷に対応したデジカメ用フォトプリンター
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【SPEC】 開発元●キヤノン(株) 販売元●キヤノンマーケティングジャパン(株) 価格●オープンプライス（実売価格1万8000円前後） http://canon.jp/ 印刷解像度●300×600dpi、300×300dpi（パソコン接続） インターフェース●USB 2.0、Bluetooth 対応メディア●SD／SDHC／MMC／miniSD／micro SD／メモリースティック／同Duo／CF サイズ●幅226.3×奥行き138×高さ225mm 重さ●約2075g |
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【COMMENT】
携帯電話などのmicroSDカードがアダプターなしで使えるため手軽。金・銀の特色印刷で写真を飾って楽しめるのがうれしい。
「SELPHY ES30」は、デジカメ写真の印刷に特化した、小型の昇華型プリンター。丸みを帯びたデザインで、前面に3インチの液晶モニターと操作スイッチ、上部にメモリーカードスロットが用意されている。
モニター右のホイールは、回すだけでなく上下左右にクリックできる。カードスロットが浅いので、カードは全部差さらない。抜き差しに注意しよう
用紙はL判／カード／ポストカードサイズに対応しており、インクリボンと一体化した専用カートリッジなのでインク切れの心配がない。
通常の印刷に加え、本体のみで写真に枠を付ける「フレーム」やイラストを加える「スタンプ」などの機能が使える。Mac用のプリンタードライバーも付属するが、自動画像補整やフレーム／スタンプ、後述する特色印刷は利用できない。基本的に単体で使うものだと考えていいだろう。
Mac用のプリンタードライバーは特色印刷などの特殊機能は備えていない。特色印刷をパソコン側から利用できれば、さらに面白さが広がっただろう
単体利用時には自動補正機能も使え、多少の露出不足程度であればきれいに補正してくれる。印刷の仕上げにコーティングが施されるため、傷や湿気に耐久性があり長期の保存も安心だ。
「SELPHY ES30」の印刷サンプルを原寸350dpiでスキャンした。解像度は300dpiだが、インクジェットプリンターと違って拡大してもドットはほとんど見えず、まさに「写真」という印象だ。右は左のカレンダーの囲みの部分を400％に拡大したもの
インクジェットプリンターと比べると汎用性に欠けるが、操作も簡単で、仕上がりも美しい。写真を印刷する機会が多いユーザーなら満足できる製品だ。
(次ページに続く)
