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ファイル復旧ソフト

レビュー:メディアリカバー

2008年10月03日 18時00分更新

文● 倉田吉昭

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デジタルカメラのデータを手早く簡単に取り戻す!!


Media 【SPEC】
開発元●米メディアリカバー社 販売元●(株)アクト・ツー 価格●4300円(ダウンロード価格) 備考●発売キャンペーン中は【価格】3800円 
http://www.act2.com/

対応システム●OS X 10.3.9以上(Leopard対応) 対応機種●PowerPC G4以上、またはインテルCPUを搭載したMac

【COMMENT】
誤って画像を消去したり、メモリカードのエラーなどで読み込めなくなったときに威力を発揮。動画フォーマットに弱いのが残念だ。


 「メディアリカバー」は、デジタルカメラなどで使われているメモリーカード内のファイルを復元するためのソフトだ。

01

メイン画面の左側に「スキャン」や「ツール」といった各機能へアクセスするためのボタンがある。なお、ソフトを起動するたびに管理者パスワードの入力を求められる

 機能は最低限に絞り込まれており、ファイルを復旧する「スキャン」のほか、再フォーマットする「消去」と、データを完全に消去する「ワイプ」のみ。なお「消去」作業を実行すると、OS X付属の「ディスクユーティリティ」が起動する仕組みだ。もし、メモリーカードを読み込めなくなった場合は「消去」を試してみるといい。

02

メイン画面の「ツール」を開くと、「消去」と「ワイプ」のいずれかを選べる。前者はメディアが読み込めなくなったときに、後者は書き込めなくなったメディアを復旧したいときに試すといい

 カメラのデータを誤って消去した場合は、削除されたファイルのみを検索する「スキャン」か、本ソフトがサポートするすべてのファイル形式を検索する「高度なスキャン」を試してみよう。簡単な操作で実行可能だ。

03

「スキャン」作業はFATフォーマットのみをサポートしている。左側のウィンドウから任意のボリュームを選んだあと、復旧したデータの保存先を指定しよう

 最近はメモリーカードの大容量化が進んでいるため、データをカードにため込んでしまいがち。それだけに、トラブルが起きたときに失うデータの量も多くなる。万一のときに備えて復旧ソフトを持っておきたいものだ。

 本ソフトの魅力は手に入れやすい価格。他製品より機能が絞り込まれているものの、日常で起こりうるケースには対応しており、知識を持たずともデータの復旧を実行できる。初心者にお勧めの1本だ。


(次ページに続く)

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