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米国で評価の高いAVERATECブランドが日本上陸!

薄型テレビ? 実は液晶一体型PC AVERATEC All-In-One

2008年09月29日 11時00分更新

文● 池田圭一

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内部にはMXMスロットを搭載

 多くの一体型マシンは、基本的にユーザーレベルでの拡張は考慮されていない。本機でも、容易にアクセスできる拡張スロットなどは見当たらない。ExpressCardスロットなどは欲しいところだが、無線LAN機能が内蔵されているので、ほかにExpressCradを使うとしたらSSDぐらいだろうか。外部記憶装置なども、USB経由での増設が基本である。

 購入後のメモリー増設やHDD交換などは、複雑な分解工程を必要とするので、あまりお勧めできない。利用目的にあわせて、モデル選択は慎重に行ないたい。

背面カバーをあけた状態

スタンドを外し、さらに背面カバーをあけた状態。メモリーなどは金属カバーの下にある

 ところで、今回試用したのはデモ機ということもあって、出荷製品とはGPU関係の仕様が大きく異なっていた。製品版ではチップセット内蔵のIntel GMA X3500を使用するのだが、試用機ではNVIDEA GeForce 8400M GSが使われていた。本体内部にはノートパソコン用のグラフィックスカードインターフェース「MXMスロット」があり、これを介してGeForce 8400M GSが搭載されていたのだ。

GeForce 8400M GS搭載カードがMXMスロットに

評価機では、GeForce 8400M GS搭載カード(ヒートシンクの下)が内部のMXMスロットに装着されていた。製品版にMXMスロットがあるかは不明

 製品のすべてに、仕様に書かれていないMXMスロットが装備されるかどうかは微妙だ。しかしMXMスロットがあれば、将来より高速なGPUを載せられる可能性もあるだろう。


スマートなデザインと高品位で勝負

 AVERATEC All-In-One seriesのお勧めポイントは、やはりデザインセンスのよさだ。スマートさを追求した薄型デザインは、省スペース機としても最適だ。キーボードとマウスは場所を選ばないワイヤレスだから、22型ワイド液晶ディスプレーを置くスペースさえあれば設置できる。

 スペック面では、クアッドコアCPU搭載以外は標準的だが、変に目立つところがない分、細部まで丁寧に作られていると感じた。目新しさで勝負するのではなく、高い品質で選ばれたいとするAVERATECブランドの基本コンセプトが垣間見える。22型ディスプレーにクアッドコアCPU、無線LANなどを搭載して、価格が15万円を切るのも魅力的だ。

AVERATEC All-In-One AVA2660Q の主なスペック
CPU Core 2 Quad Q6600(2.40GHz)
メモリー 2GB
グラフィックス Intel G35 Expressチップセット内蔵(GMA X3500)
ディスプレー 22型ワイド 1680×1050ドット
HDD 320GB
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
無線通信機能 IEEE 802.11a/b/g
サイズ 幅397×奥行き29.5×高さ182mm
重量 約12.5kg
OS Windows Vista Home Premium SP1
価格 14万9800円

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