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AVCHD対応でより手軽になったPremiere Elements 7

2008年08月26日 15時50分更新

文● 小西利明/トレンド編集部

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Adobe Premiere Elements 7 日本語版のパッケージ
Adobe Premiere Elements 7 日本語版

 アドビシステムズのコンシューマー向けビデオ編集ソフト「Adobe Premiere Elements」に、新バージョン「Adobe Premiere Elements 7 日本語版」(以下PE7)が発表された。「ムービーを簡単に作成する」というコンセプトをさらに押し進めたほか、AVCHDなど最新の規格にも対応する。

 ちなみに、前バージョンは「Adobe Premiere Elements 4」(PE4)であったが、同日発表の「Adobe PhotoShop Elements 7」に合わせて、バージョン番号が大幅に繰り上がっている。


AVCHDの映像を手軽に編集

 PE7はさまざまな機能が強化・追加されているが、なかでも重要な機能強化が、AVCHD形式の動画ファイルに対応したことだ。

PE7にAVCHD対応ビデオカメラで撮影した動画を読み込んでみた PE7にAVCHD対応ビデオカメラで撮影した動画を読み込んでみた(画面右の素材すべて)。なんの問題もなくすべてのファイルを取りこめ、素材のひとつとして編集できる

 急速に普及しているコンシューマー向けハイビジョンビデオカメラの多くが、映像フォーマットにAVCHDを採用している(関連記事)。これらのビデオカメラで録ったフルHD品質のビデオを、事前に変換したりせず、そのままPE7上に読み込んで編集できる。

プロジェクトのプリセット設定にもAVCHDが加わった プロジェクトのプリセット設定にもAVCHDが加わった。現在使用されているメジャーな映像フォーマットは、ほぼもらさずサポートしている

 書き出しについてはPE4と同様、記録型Blu-rayディスクへのハイビジョン映像書き出しが可能となっている。動画共有サイトへの投稿に適した、FLV(Flash Video)形式での保存もサポートしている。

編集したビデオは、多彩な形式で書き出せる 編集したビデオは、多彩な形式で書き出せる。H.264形式のFLVなど、今後利用が進みそうなフォーマットにも対応している

インスタントムービーで手軽なビデオ作成

 最近のビデオ編集ソフトでは、素材を選ぶだけで適当な音楽や特殊効果を加えて、自動で編集からファイル作成まで行なう自動化機能を持つものが多い。ご多分に漏れず、PE7でもこうした自動編集機能「インスタントムービー」が搭載されている。これはPE4で導入された「テーマ機能」に改良を加えたものだ。

インスタントムービーはテーマと素材を選ぶだけ 曲の長さに合わせて、自動でビデオの長さを調節できる
インスタントムービーはイメージにあったテーマと素材(動画・静止画)を選ぶだけ音楽は任意の曲を選ぶこともできる。曲の長さに合わせて、自動でビデオの長さを調節できる

 操作はごく簡単で、基本は用意されたテーマから作りたいビデオのイメージに合うものを選び、素材と出力形式を選択するだけ。これだけで、テーマが持つタイトルや特殊効果、音楽を使ったビデオができあがる。

インスタントムービーで「ドライブ旅行」を選んで作ったビデオの例 インスタントムービーで「ドライブ旅行」を選んで作ったビデオの例
インスタントムービーで「ドライブ旅行」を選んで作ったビデオの例。軽快な音楽をBGMに、画面内を自動車や道路標識が飛び交ったりと賑やかで楽しい雰囲気のテーマだ

 インスタントムービーで作成したデータを元に、さらに編集を加えることも可能だ。とりあえず全体的なイメージをインスタントムービーで自動作成し、細かく手を入れて自分なりのビデオに仕上げていくことで、見栄えのよいビデオを比較的簡単に作れるだろう。


「スマート名札」で目当ての素材を素早く探し出す

 もうひとつ大きな強化点として、タグ(名札)を駆使した素材の管理機能の強化も見逃せない。

 特に「スマート名札」と呼ぶ機能では、登録されたビデオを自動解析して、映像中に含まれる要素を抽出。ユーザーは名札を元に、素材を分類しやすくなる。

「スマート名札」機能で素材を解析中の画面 「スマート名札」機能で素材を解析中の画面。取りこんだ素材にどのような名札が割り当てられたかが表示されている
スマート名札の例 スマート名札の例
スマート名札の例。左に並んだ解析済みの素材に対して「顔」の名札を選ぶと……素材の中から条件に適合する素材だけが左に表示される

 例えば、素材を解析したのち、スマート名札から「顔」を選ぶと、人の顔が多く映った素材だけが一覧される。人数を元に細かい分類したりもできる。ほかにも映像の明るい/暗い、画像の動き(パンやズーム)などによる分類も可能だ。

「モーション」の名札を選ぶと、パンの動きが録られた素材が列挙された 「モーション」の名札を選ぶと、パンの動きが録られた素材が列挙された。たくさんの素材から、「どんな素材があるのか」を分類・把握するのに役立ちそうだ

 旅行やイベントの際に撮影したビデオの場合、場面ごとに撮影/停止を繰り返して、細切れのビデオがたくさんできることは多い。そうした素材がたくさんできてしまったときなどに、スマート名札は役立ちそうな機能と言える。

 そのほかにも、クロマキー合成で映像と映像を合成する新機能「ビデオマージ」も搭載されている。

 発売は10月10日の予定。価格は通常版が1万4490円、乗り換え/アップグレード版が1万290円、アカデミック版が7140円となっている。また、PhotoShop Elements 7とセットになった製品も提供される。

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