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RAW現像ソフト

レビュー:Adobe Photoshop Lightroom 2.0 日本語版

2008年09月01日 18時00分更新

文● 斎賀和彦

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大量のデータ管理にうってつけの検索機能


 バージョン2から搭載したいくつもの機能の中で、ユーザーが常に恩恵を受けるのは写真の管理機能だろう。写真をセレクションするための検索/抽出機能が一段とパワーアップした。目当ての写真をすぐに呼び出せるため、ワークフロー全体の効率化と作業時間の短縮を実現している。

 その核になるのが「ライブラリフィルタ」で、キーワードや撮影したカメラ/レンズによる絞り込みができる。

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「ライブラリ」メニューの「メタデータでフィルタ」から「ライブラリフィルタ」を表示できる。カメラの機種やレンズ単位で写真を抽出できる実用的な機能だ

 特に膨大な写真を管理/現像するプロユーザーにとって重宝する機能だ。

 また、あとの検索性を考えるとキーワードを登録しておくのが理想的だが、手間がかかるため実際にはキーワードを付けないユーザーも多いだろう。しかし、複数の画像にワンクリックでキーワードを付けられる「スプレーツール」や、写真の取り込み時にまとめてキーワードを設定する機能もある。

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キーワードやレーティングなどのデータをほかの写真にワンクリックで張り付けられる「スプレーツール」。メイン画面下のスプレーアイコンで呼び出せる

 いちいちキーワードを登録するのが面倒な場合もこれらのツールを使って、まずは撮影場所だけでも登録してみよう。そのあと、複数の検索条件を組み合わせて写真を抽出できる「スマートコレクション」機能を駆使すれば、これまでにない快適かつスピーディーな写真セレクションができるようになる。

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ISO感度や撮影日など複数の検索条件を設定可能。キーワードに撮影場所を登録し、この機能を活用すれば素早く目的の写真を探し出せる


(次ページに続く)

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