手のひらサイズながらも、画質にしっかりこだわった
ソニー「ハンディカム HDR-CX12」
ソニーの「HDR-CX12」は、後述のHDR-SR12と同じ光学系を採用したメモリースティックタイプのモデル。
最小サイズという点ではHDR-TG1(関連記事)にはかなわないが、SR12と比べるとHDDドライブ収納部がないぶん、サイズもコンパクトになり、撮影時のホールド感も良かった。
タッチパネル液晶の快適な使い勝手をはじめ、ビデオカメラでもスタンダードになりつつある「顔検出機能」に加え、新たに動画を撮りながら被写体の笑顔を検出して自動で静止画を記録する「スマイルシャッター」を採用するなど、SR12にはない機能も備える。
ハイビジョン撮影モードは、最上位の「FHモード」だけが1920×1080ドットでの撮影となり、ほかのHQ/SP/LPモードは1440×1080ドットとなる。
ライバル機と比べると1920×1080ドットでの撮影モードが少ないことが気になるかもしれないが、映像を見比べても解像度的な落差は感じないので、実用上は問題ないと言える。
コンパクトさも、肝心の画質も犠牲にしたくはないという人にとってはちょうどいいモデルと言えそうだ。