ラフに遊べるコンパクトモデル
防水・防塵仕様のデジタルカメラは海や川のレジャーといった用途だけでなく、普段から気がねなくラフに扱えるのが魅力だ。
ペンタックス「Optio W60」は、撮影時にもレンズの出ない屈曲光学系レンズを採用する、薄型スリムボディーの1000万画素デジタルカメラだ。防水機構を採用しており、水深4mでの撮影が可能だ。
薄型ボディと屈曲光学系という点は従来モデル「Optio W30」と同様。だが、W30がかなり横長なデザインだったのと比べて、W60は横幅を抑えて高さを増しており、普通のコンパクト機のような縦横比となった。
W30が横長になっていたのは、屈曲光学系を内蔵しつつ、レンズを中央に位置させるため。W60では若干レンズ開口部をボディー左側に寄せて横幅を短くしていることによる。
多くのコンパクト機ではレンズを左に寄せて配置している。しかし、水中写真などを両手でしっかり持ちたい撮影ではボディー中央にレンズがあるW30のような構造のほうが望ましい。とはいえレンズの左側にもややスペースが設けられているため、両手でのホールド自体に問題はないだろう。
W30ではレンズ直下の底面部分に三脚穴が設けられていたが、W60ではボディー底面の右端に位置しているのは安定性の面でやや残念なところだ。