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コミケ・ワンフェス直前対策!「俺」流コスプレ撮影術 第1回

コミケ・ワンフェス直前対策!「俺」流コスプレ撮影術

カット#01 レイヤーさんは黒くて大きいのがお好き♪

2008年07月24日 20時00分更新

文● 藤山哲人 / 撮影● 小林 伸 / モデル● 乾 曜子(ディスカバリー・エンタテインメント) / ヘアメイク● 平山良枝(エレファントチョップ)

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効果的なポーズはこれだ!S字ポージングと現像パラメータ

 さて、ここでは女性の撮り方について説明しよう!とくに自分で決めポーズを持っていない、という場合にどのようなポーズをお願いしたらいいのか、その基本ポージングを説明していきたい。
 コミケなどでポーズを持っていない子を撮影させてもらうと、大体こんな感じになってしまう。

棒立ち

棒立ちで手を顔に持ってくる程度だとか

 これじゃぁ味気ない。スナップ写真の方が、まだ表情豊かで可愛いいだろう。
 コスプレ撮影でいちばん多いのは、立ちポーズの写真。そこでセオリーと言っていいポーズがある。それがS字ポージングだ。

S字ポージング

S字ポージングの基本

 頭を少し右に傾けたら、肩は反対に左に、そして腰は右に突き出す。こうして体全体がS字になるようにする。こうして撮影したのが、次の写真だ。

頭を反対に振ったらその逆でもOK

 このS字ポージングは、横方向だけじゃなく前後にも使える。おそらく誰もが目にしたことのあるポージングだ。

前後にS字ポージング。もうチョット頭を前に倒してもいい

 このときは、お尻を突き出してもらい、上半身を反るようにあげ、アゴを引いてもらう。これを背中越しから撮影すると、背中に大きなリボンなどがあるキャラクターに最適な構図となる。
 また中腰や座りポーズなら、次のようなポージングも汎用的で便利だ。

女戦士系のコスプレの場合なら、1歩踏み出して迫力を持たせるポージング。これも基本はS字ポーズ

 脚を一歩踏み出してもらうと、上半身が下を向くので、視線をカメラに向けるようにお願いすれば、こんな写真が撮れるのだ。
 また座りポーズは、女の子座りが基本。見下ろしの俯瞰構図が切り取れるので、胸元が強調されているコスチュームなら座りポーズを押さえたい。

正面よりも若干スレた斜めから撮影するのがポイント。これでバストの立体感を演出できる。また座りでも、前かがみになって顔だけ上に上げるS字ポーズが応用できる

座り構図でのアップもOK。コンクリートの地面に日光が反射するので、下向きになっても顔に柔らかい光りが回る

 ポージング以外にも、女の子の肌色をよりキレイに見せるための現像パラメータというものがある。ほとんどのデジタル一眼には、この現像パラメータ機能が搭載されており、風景向け、人物撮影向けなど、あらかじめプリセットされた現像パラメータを選べるはずだ。まずはポートレートモードなどに設定して調子を見て、慣れてきたら独自に細かなパラメータを調整してやるといいだろう。

ということで第一回は終了。次回は「カット#02 視野と心は広くあれ!男をタタせるレンズ選び!」ということで、さらに独断と偏見に満ちた藤山流の蘊蓄を展開だ! 

【撮影協力】

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