小さな液晶サイズに最適化されたナビ&検索画面
車載用ナビに比べると液晶画面サイズは小型なので、表示される情報量が少ないのでは? と心配するユーザーもいるかもしれないが、例えば交差点では「3D交差点イメージ」が、分岐点では「方向看板表示」がそれぞれポップアップして知らせてくれる。小型の液晶画面で使うことをあらかじめ想定して作られたナビソフトなので、その使いやすさは特筆ものだ。もちろん高速道路に入れば、ハイウェイモードに自動的に切り替わるなど、車載ナビの基本機能もきっちり押さえている。
携帯電話の簡易ナビとは違って、利用中にパケット通信の追加費用がかからないのも大きなメリットだ。いくら使っても料金の心配が不要な上に、たとえケータイの圏外であっても安心して使えるのは、マップデータを内蔵したルートファインダーであればこそ。
もし手持ちのPDAやスマートフォンにGPS機能が内蔵されていなくても、ケーブル接続が不要なBluetooth接続のGPSユニットなど、便利なオプション製品がPDA工房から販売されているので、対応機種を調べてみよう(直営ショップ「PDA工房」のオプション製品は同社ウェブサイトで確認可能)。使い慣れたハンドヘルドマシンが、このソフトを入れるだけで高機能なナビに変身する環境は、十二分に整っているというわけだ。
PDAやスマートフォンへのインストールはとっても簡単だ。PDAやスマートフォンをPCにUSBケーブルでつなぎ、ActiveSync状態にする。ルートファインダーのDVD-ROMをPCにセットし、あとは指示に従って操作するだけで、使えるようになるという手軽さだ。
日本全国をカバーする詳細なマップ(1/4000~1/40万縮尺)を始め、約3400万件の住所データ、約780万件の電話番号データ、42万件の施設情報など、豊富なデータを収録しているため、インストール時のデータ転送には少しばかり時間はかかる。容量自体も大きいので最低2GB以上のメモリカードを用意してからのインストールとなる。といっても、最近はメモリカードが急速に低価格化しているので、4GBか8GBの大容量カードとセットで導入するのがおすすめだ。
Route Finderの主なスペック | |
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製品名 | Route Finder(ルートファインダー) |
価格 | 2万7800(税込)/2万6477(税抜) |
メディア | DVD-ROM(1枚) |
動作環境 | OSにMicrosoft Windows Mobile 5.0/6.0 日本語版を搭載したスマートフォン/PDA(携帯情報端末)で、画面解像度がQVGA(320×240ドット)表示のもの |
動作確認済み機器 (2008年5月現在) |
hp iPAQ 112/rx5965(*)/rx4240/rx4540/rx1950/hx2190/hx2490 /hx2790 htc P3600(*) イー・モバイル EMONSTER(S11HT)(*) マイタック Mio P350(*)/Mio P560(*) ソフトバンク X01HT NTTドコモ hTc Z/HT1100 |
※(*)印の付いた機種はGPS機能を内蔵しています。それ以外の機種で現在地を取得したりナビゲーション機能を使用するためには、Bluetooth接続のGPSレシーバー等、外付けGPSレシーバーを別途用意する必要があります。
※機種特有の機能やボタン配置などにより、Route Finderの動作や操作性に影響が出る場合があります。また、動作対象機種の条件を満たしていても、正常に動作しない可能性があります。
※Route Finderの対応する測地系は「世界測地系(WGS84)」です。外付けGPSレシーバー等を使用する際は、WGS84対応のものをお使いください。