迷信を信ずるなかれ
「そんなのは迷信に過ぎない、信じるべからず」と中国メディアは、そうした噂に苦言のコメントを出している。中国メディアに先駆けること5月15日に、ドイツのメディアはこれを紹介し、中国人は迷信好きと評している。
中国メディア発の噂諫め記事は、いくつかのメディアから、噂発生時点から6月以降もずっといろんなメディアで掲載されている。そしてそれよりもずっと多くの、数百、ひょっとしたら数千を超えるかもしれないブログがこの噂を紹介しているのだ。ただぱっといくつかのブログを見た感じは、「うわーマジかよ!」と信じ煽る記事よりは、「迷信だろうけど面白いよね」的な記事が多かった。
面白い噂が出たら、あっという間に数千万人のブロガーに伝わる中国のインターネットだけに、既に多くのブロガーには伝わりきっているだろう。中国のブロガーの多くは大学生以上の高学歴の人が多いので、ブロガーが両親と団欒するとき、ないしは両親と電話したときに、「こんな噂あるんだよ、ハハハ」と語っていそうだ。
今回の五輪迷信騒動に次いで、「中国人は迷信好き」といわれてもしょうがないといえるネタを紹介。9.11ことアメリカ同時多発テロ。この事件も中国人は数字のトリックを作っていた。その「一部」を紹介しよう。キーワードは11だ。
- 9月11日だから11が絡むのは当然として、9+1+1でも11である。
- 世界貿易センタービルは110階建てである。
- 9月11日は元旦から数えて254日。2+5+4もまた11である。
- 世界貿易センタービルの北のビルに突入した飛行機の乗客数は92人。9+2+は11である。
- ペンタゴンに突入した飛行機の乗客数は65人。6+5も11である。
- ニューヨーク州は11番目に合衆国に加入している。
- この事件後戦争をしかけたアフガニスタン(Afghanistan)は、英語で表記すると11文字である。
- ニューヨーク市(New York City)も11文字である。