教授に聞く「地震予知ってどうなんですか?」
予知情報センターの佐竹健治教授に予知について伺った。
「地震の理屈はわかっているんですが、地震の前に何が起きるかがわかんないとしょうがないですよね」
動物が騒ぐとか地震雲とかよく言われますが、そういう研究はされているんですか?
「雲なんかそうなんですけど、地震の後でそういえば……と思い出すわけで、いつも見ている雲でも地震があったら、ああ、あれが! となるんですよ。ないとは言いませんが、偶然なのかどうかわからない」
なるほど。地磁気の異常で予知できると聞きましたが?
「磁気に関してはギリシャではすごく成功したと言われているんですけど、日本の場合、ノイズが多くて難しいですね」
近いうちに関東大震災クラスの地震が東京に来ることはないんでしょうか?
「関東大地震の場合、1923年の前は1700年なので、数百年周期なんですね。1923年に起きてまだ80年ですから、今は東海地震の方が起きやすい」
備えあれば憂いなし。地震に備えてすべきことは何でしょう?
「まずは家具の固定ですね」
と至極真っ当なお答え。7月30日には公開講座と一般公開が予定されている。地震のことを知りたくなったらぜひ参加を!