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総額1500万円(超)のプラズマディスプレイ

2008年05月23日 19時00分更新

文● 吉川大郎/アスキーネタ帳編集部

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 高さが人の背丈の2倍ほどもあるプラズマディスプレイを見てきました。実際はパナソニックの103型プラズマディスプレイ「TH-103PF10K」を縦に3つ並べてつなぎ合わせたもので、一枚モノでは当然ないのですが。とはいえ、これだけ大きなモノを3枚繋げたのは、国内の商業施設では初めてとのことです。

 場所は東京ミッドタウンの地下1階にある公共スペース「プラザ」内。3枚のパネル各々が、それぞれ別に館内情報などを表示しているのですが、迫力がありすぎて、むしろ大きさがよく分かりません。

東京ミッドタウンのディスプレイ写真

5月22日より正式稼動のため、訪問時はカラーコーンで仕切られておそらく準備運転中でした

 このディスプレイ、単体で動いているわけではありません。東京ミッドタウンでは、館内に設置された約150台のディスプレイがネットワーク化されており、103型×3枚も、このシステムに組み込まれて動作しています。デジタルサイネージ(街頭などに薄型ディスプレイを設置してインタラクティブな情報提供を行うシステム)ここに極まれり、ですね。

小さいディスプレイ写真

東京ミッドタウン内の薄型ディスプレイ。上の写真と同じ情報を表示しています

紙のディスプレイ写真

こちらは……手動で連動しているであろう紙のポスター。表示内容が同じなのがイケてますね

 あ、そうそう、103型×3枚のパネルだけならば自作できるかもしれませんよ。とある価格比較サイトでは、「TH-103PF10K」が「504万円から」となっていました(そもそも受注生産品で、価格が出ているだけでインパクトがあります)。パネルだけで1500万円超。もちろん東京ミッドタウンのシステムはそんなものでは済まないでしょうね。

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