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お値段10万円弱? PRADAフォンに触った!

2008年05月10日 00時30分更新

文● ヤシマノブユキ 

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PRADA Phoe by LG

PRADA Phoe by LG

 NTTドコモから6月の発売が決定した「PRADA Phone by LG(L852i)」(以下PRADAフォン)。世界市場での発売は1年以上前になるが、全面タッチパネルを採用した独特のインターフェースは、当時からネット上で話題を集めていた。一足お先にPRADAフォンの魅力に迫ってみたい。



とにかく軽い!


 PRADAフォンを手に持ってまず感じるのは、「とにかく軽い」ということ。本体重量は海外版の85gより若干重くなってはいるが、それでもわずか92gしかない。国内最軽量クラスだ。薄手のシャツの胸ポケットに突っ込んでも、ダランとならない軽さに好感が持てる。

 もちろんデザイン的にも洗練されている。液晶まわりに段差のないフラットパネルや、どの方向から見ても凹凸がない見た目はとても美しい。そのぶん、側面の各種ボタンのつぎめがゴテゴテして見えたのが少し気になるところではある。

凹凸のないフラットなデザイン

ボタン類のつぎめにも気を使ってほしかった

 デザインのこだわりはメニュー画面にも感じられる。メニューアイコンなどのビジュアルデザインを担当したのは、プラダの創業者である「マリオ・プラダ」氏の孫娘で、デザイナー兼前オーナーの「ミウッチャ・プラダ」氏。

 苦労したのは黒色の表現方法だったという。例えば、メニュー画面の背景が黒で、そこに配置されるアイコンの背景も黒。同じ黒なのだが、よく見ると微妙に違う色をしている。常人には見分けが付かないが、すごいこだわり方だ。

背景とアイコンの黒色は微妙に違う

写真ではうまく伝えられないが、背景とアイコンの黒色は微妙に違う

 なお、メニュー表示のみをデフォルトで英語表記にしているのも、デザイン上の理由からだそうだ。設定で日本語表示に変更できるので心配ない。

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