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CeBIT 2007レポート Vol.11

日本とちょっと違った欧州のスマートフォン

2007年03月19日 20時51分更新

文● 安藤怜、編集部 小林久

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ヨーロッパも日本と同様に3G(W-CDMA)のインフラが整備されているのだが、GSM規格もまだまだ根強く残っている。メールもいまだにショートメッセージの利用率が高く、カメラ機能は一般的になりつつあるものの、日本のような高機能ケータイがエンドユーザーレベルまで降りてくるには、多少時間がかかりそうな印象だ。とはいえ、欧州で有力なNokia、Sony Ericcson、Samsung、LGといったブランドからは、高付加価値モデルがいろいろと登場しつつある。一方で、薄型スタイリッシュという日本にはない魅力もある。ここでは、CeBITのブースで見つけたこれらの端末を紹介しよう。

ウォークマンケータイをアピールするSony Ericsson


英ソニー・エリクソン(Sony Ericcsson)社は、ミッドレンジのウォークマン携帯の新機種『W660』を発表、CeBIT 2007の会場内で展示していた。

W660i

W660i。ミッドレンジモデルでメモリースティック マイクロに楽曲を保存する

この機種は、W-CDMA、GSMに対応。512MBのメモリースティック マイクロに約470曲の楽曲を録音できる。200万画素のデジタルカメラを搭載し、液晶パネルサイズは2インチ。サイズは幅46×奥行き14.5×高さ102mmで、重さは93g。欧州での発売は4~6月を予定しているとのこと。

ウォークマンケータイとしては、これ以外にも『W950i』や『W850i』、『W610i』といった機種が展示されていた。

W610i

W610i

W950i

W950i

W850i

W850i

また、QWERTYキーボードやタッチパネル搭載のスマートフォン『P990i』も展示。QWERTYキーボードは10キーを搭載したフリップを開けると現れる。

P990i

P990i。QWERTYキーボード搭載のスマートフォンで、無線LANも搭載している

P990i-2

10キーをフリップすると、QWERTYキーボードが現われる



Nokia端末はキャリアーブースで展示


フィンランドのノキア(Nokia)社は新製品のリリースはなく、大々的にブースを構えていたわけではないのだが、キャリアーのブースに各種スマートフォンが展示されており、来場者の関心を集めていた。

Nokia E90+E61i

手前右がNokia E90、左奥がNokia E61i。E61iは、日本でも発売されているE61のエントリーという位置付けのようだ

Nokia E90_2

Nokia E90は写真のように観音開きでQWERTYキーボードが現れる



LGのプラダケータイも発見


欧州の携帯キャリアーO2のブースは、バーカウンターの形式になっており、コーヒーやソフトドリンクを飲みながら、各社の端末を楽しめる構成になっていた。

韓国LG電子社がファッションブランドの“PRADA”と共同で開発したケータイも展示されており、実機を触ることができた。LG PRADAは、米アップル社の『iPhone』のように、全面タッチスクリーンを採用。ペンや指先で、操作を行なえる端末である。写真のようにコンパクトにまとまっており、背広のポケットなどにスマートに収納することもできそうだ。

PRADA

LG PRADA。全面にボタン類はほとんどなく、タッチスクリーンで操作する

i-Kids

i-Kids Handy。角のように飛び出ているのはGPSアンテナらしい

SGH-P310

SGH-P310。カード型ケータイとして、欧州では販売されている

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