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停電・瞬停・電圧降下・サージのトラブルから機器を守る電源トラブル解消の必殺技!

無停電電源装置UPSを導入する!

2008年05月27日 10時30分更新

文● 週刊アスキー編集部、イラスト● 中野スカ、撮影● パシャ

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最近は異常気象のためか、落雷による停電やサージ被害という話をしばしば聞く。パソコンには大敵の電力トラブル。陥らないための対策をとろう。

仕事はもちろん家庭でもUPSを!

APC RS 1200
エーピーシー製の無停電電源装置「APC RS 1200」。予想実売価格は4万5500円前後

経験者にしかわからない急な停電の辛さ

 読者のみなさんは、パソコンを使っていて、急な停電やブレーカー落ちに見舞われた経験はないだろうか?

停電・落雷でもUPSがあれば安心!

 それまでの作業が一瞬のうちに消えてしまう悲しさと空虚感。またゼロから作業しなければならない徒労感。作業内容が消えただけでなく、HDDのデータ破損によってパソコンが起動しなくなってしまったら最悪だ。

 最近は異常気象のためか雷雨も多く、落雷による停電だけでなく、サージ(電圧が一瞬上昇する現象)や瞬停(一瞬電圧が急降下する現象)による被害も多い。

 サージだと、電子機器を破損させる可能性もあり、大きな損失を被ることもある。そんな事態に陥る前に万全の対策を打つことが重要だ。

 このような電力トラブル対策として有効なのが“無停電電源装置(UPS)”と呼ばれるものだ。

 UPSは、バッテリーを内蔵しており、一定時間、電気を供給することができる。コンセントと機器の間にこの装置を挟むことで、停電になってもしばらく使えるのだ。その間に、作業の保存をすればよい。

 UPSの最大手エーピーシーの「APC RS 1200」は、ある一定範囲の電圧変動に対して出力を自動調整する自動電圧調整機能(AVR)により、バッテリーの長寿命化を実現。サージから保護する機能や、LCDによる状態表示やUSB経由でパソコンに接続し、自動シャットダウンすることもできる。

 また通常のAVR機能付きのUPSより省エネ設計になっている。最大720Wの大容量だから、複数台のパソコンを接続可能。

 サージ保護用のコンセントと回線端子もあり、低価格ながら高機能な製品だ。SOHOをはじめとして、個別にパソコンやネットワーク機器などを保護するために導入するのに最適だ。

【サージのみの保護も】 サージ保護専用コンセント2個、バックアップコンセント(サージ保護機能付き)6個、計8個のコンセントを用意。サージのみの保護も可能だ

 このUPSは、仕事用途ばかりではなく家庭でも導入すべき存在になるかもしれない。最近はIP電話の導入が進んでいるが、通常の電話機と違って停電になると利用できない。

 モデムとパソコンをUPSに接続しておけば、災害時に停電になっても、通信網が生きていれば、電話やパソコンによる通信が確保できる。

 エーピーシーでは、より安価な「APC ES 500」も用意されている。仕事に家庭に、UPSで“安心”を導入してはいかが?

 製品の購入はAPCオンラインショップより。

【一般家庭にオススメ】 最大300Wまで対応の家庭向けUPS「APC ES 500」。予想実売価格は1万5000円前後

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