理由、その6 フェイスマークも簡単!
専門辞書セットの切り替え機能が便利
ATOK 2008には、デフォルトで「標準辞書」のほかに、「トレンド辞書」「人名辞書」「単漢字辞書」「郵便番号辞書」「郵便番号辞書:事業所」「町名住所変換辞書」「カタカナ語英語辞書」「記号辞書」「フェイスマーク辞書:インターネット版」「フェイスマーク辞書」と、これだけの辞書が搭載されている。通常の変換操作では変換されない難読の苗字や名前は、F2キーに割り当てられている「人名辞書」で変換できることが多いし、(^.^)のような顔文字はF4キーで変換できる。
さらに、別途ATOK用の追加辞書も販売されている。医療・土木・法律など専門分野向けの専門用語変換辞書のほか、「広辞苑 第6版」のような意味を調べるために活用する電子辞書もある。それぞれ安いものではないが、必要に応じて追加購入することで、自分の文字入力環境が劇的にアップすることだろう。
また、「ATOKダイレクト」も見逃せない。ネット上の情報や、他のアプリケーション等にある情報を、まるでATOKの内部にあるかのようにシームレスで使うことができる機能だ。現在、「ATOKダイレクト for はてな」「ATOKダイレクト for goo」「ATOKダイレクト for 乗り換え案内」が提供されている。「はてな」から、まさに今この瞬間に流行っている言葉を拾い上げるなど、通常のパッケージ商品では実現できない「旬」をとりこむことで、情報通にもなれることうけあいだ。
理由、その7
話し言葉や方言にも強い
パソコンで文書作成するのはビジネスシーンだけ、というのは昔の話。「私信は、やっぱり手書きで」という風潮は年々薄くなりつつあり、メールで連絡を済ませたり、インターネット上に日記を公開するブロガーも飛躍的に増えた。ビジネスシーン以外のプライベートなメールやブログの書き込みなどで、話し言葉や方言に強いATOKは強い味方だ。
普段の仕事モードで話し言葉が変換(推測変換)に出てきては困る、という方には、ATOKパレットをクリックすることで「話し言葉モード」に切り替えることもできるし、文章を入力するアプリケーションごとにATOKの設定を切り替えることも可能だ。普段の言葉がそのまま入力・変換できるストレスフリーなパソコン環境を作り出せる。
理由、その8
キーカスタマイズが柔軟
古くからのATOK派には、キーカスタマイズの利点はあまり感じられないかもしれない。だが、MS-IMEなどほかの日本語入力ソフトから乗り換える人にとっては、ちょっとしたことでもキー操作の違いが大きなストレスに感じるものだ。ATOK 2008では、MS-IMEや冒頭で紹介したMS-DOS時代のFEPライクなキー割り付け(VJE、WXG、OAKなど)に変更することができるし、オリジナルのカスタマイズも可能だ
